一定時間ごとにWindowsの壁紙を変更してくれる壁紙チェンジャ。タスクトレイに常駐し、リストにあらかじめ登録しておいた壁紙用画像を、タイマで自動的に切り替えてくれる。「たいま〜壁」は、タイマで自動的に壁紙を切り替えてくれる壁紙チェンジャだ。対応する画像形式はBMP/JPEG/PNGで、リストへの登録はダイアログボックスからの選択でもドラッグ&ドロップでもOK。画像を特定のフォルダに入れておくような手間は不要だ。画像の表示順はリスト順に行うか、ランダムに行うかを選べて、リストの順番ももちろん入れ替えられる。壁紙の表示方法は「全体に並べて表示」「中央に表示」「拡大して表示」から選べる。
大きな特徴は、壁紙切り替えのタイミングであるインターバル設定の幅が実に広いこと。設定には日/時間/分/秒の四つの単位があり、数値はコンボボックスで指定する。ドロップダウンリストを開くと、1〜10と、それ以降は5おきに60までの値が並ぶ。実は、数値を直接入力することもできるので、「24時間」や「14日」のように、もともとリストにはない設定をすることも可能だ。ただし「日」は、50日以上を指定すると、値が大きすぎるとしてエラーになった。100時間や200時間などは設定できるので、おそらくトータルの秒数による制限があるのだろう。
タイマのインターバル以外には、壁紙の切り替え時に音を鳴らすオプションや、「たいま〜壁」を起動したとき、すぐにタイマを開始するオプションがある。また、タイマの開始も、スタートした時点ですぐ最初の切り替えを行うオプションや、同じくタイマがスタートすると設定画面を閉じてタスクトレイに最小化するといったオプションがある。
タイマの動作中は、設定画面上に次の切り替えまでの時間や、現在表示している壁紙画像のパスを表示する。切り替えまでの残り時間は、タスクトレイのアイコンにマウスポインタを合わせたときにも表示される(切り替えまでの時間は非表示にすることも可能)。タイマ動作中は画像リストやタイマ設定などの変更は行えないので、いったんタイマを停止させてから変更する。
トレイアイコンのポップアップメニューからは、設定画面の呼び出しのほか、タイマの開始・停止や、「残り時間にかかわらず、ただちに壁紙を切り替える」といったことができる。デスクトップやスタートアップにショートカットを作成するための機能もあるので、パソコンを使っている間いつも自動で壁紙を切り替えたいのなら、「たいま〜壁」の起動と同時にタイマをスタートするように設定して、スタートアップに登録しておけばよい。
「長時間パソコンに向かうとき、適度に気分をリフレッシュしたい」という人も、「季節に応じて時々デスクトップの雰囲気を変えたい」という人も楽しめるソフトだ。
(福住 護)