デスクトップを丸々「バイオハザード」ワールドにしてしまうデスクトップテーマ。雰囲気抜群の壁紙の上にゲームの登場人物たちを表示したり、ムービーを再生したりできる。時計やRSSティッカー、検索といった実用的な機能も備えている。カプコンの大人気サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。Windowsパソコンのデスクトップを、シリーズ最新作「バイオハザード4」の世界に変えるのが「バイオハザード4デスクトップテーマ」だ。起動すると、バイオハザード独特のリアルで緊迫感あふれる壁紙が画面一杯に表示され、主人公のレオンが登場する。この状態から、さまざまな機能を利用できる。
- キャラクタ変更
- 画面右側に登場するキャラクタを変更できる。キャラクタの左上に表示されるメニューの「character」をクリックすると、変更画面が表示される。選択できるのは「レオン」「アシュリー」「ルイス」「エイダ」の4人で、いずれも繊細で美しいグラフィックが用意されている。また、選択時に各キャラクタの紹介を読むこともできる。
- ムービー閲覧
- メニューの「movie」をクリックすると、「東京ゲームショウ2004」で公開された「バイオハザード4」と「Killer7」の映像を再生できる。再生画面はデスクトップテーマ全体の雰囲気にマッチした額縁風となっている。
- 壁紙変更
- メニューの「wallpaper」から、3種類の壁紙を切り替えられる。登場するのは「El Gigante」「Bitores Mendez」「Chainsaw Killer」と、いずれも迫力満点のエネミーだ。背景のグラフィックも詳細に描かれており、イメージボードのような雰囲気を醸し出している。
- 時計表示
- デスクトップの上方には、デジタル時計が表示されている。板壁の上に白いペンキで描かれたようなデザインで、全体にとけ込みながらも、はっきりと視認できる実用的な作りになっている。
- 検索機能
- 「Goo ウェブ検索」を利用して検索を行える。画面右上の「search bar」のクリックで表示される検索バーに、検索したい言葉を入れる仕組み。検索を実行するとブラウザが起動して、検索結果が表示される。
- RSSティッカー
- 画面右下の「rss bar」をクリックして、RSSティッカーを表示できる。「Goo ニュース」から取得された情報がスクロール表示される。情報をクリックするとブラウザが起動して、該当の記事全文を読める。
このほか、「バイオハザード4デスクトップテーマ」の起動時に隠されたデスクトップアイコンにアクセスできる「desktop」と、「バイオハザード4」の公式サイトをはじめ、カプコン関連のホームページに直接アクセスできる「link」が、メニューに用意されている。また、メモリやハードディスクの使用状況をメーターで表示する「システムインフォメーション」機能が画面右下に装備されている。これらの機能は、いずれも「バイオハザード4」のイメージに沿ったデザインとなっており、同作品の世界観にどっぷりと浸かりながらパソコンを利用できるのがうれしい。作業などで広いデスクトップを使いたい場合は、壁紙以外を非表示にすることも可能だ。また、システムの起動時に自動的に「バイオハザード4デスクトップテーマ」が起動するように設定することもできる。
「バイオハザード4デスクトップテーマ」は、バイオハザードファンにとっては垂涎のソフトであることは間違いないが、ファンのためのアクセサリソフトというだけでなく、実用的な機能も備えている。また、本ソフトを使ってみて「バイオハザード4」に興味を持ったという人は、ぜひゲームを買ってプレイしていただきたい。
なお、本ソフトは「1024×768」「1280×768」「1280×1024」と、解像度別に用意されている。自分が利用している解像度を確認して、適切なものを選んでほしい。今後、デスクトップテーマを作るための開発キットも発売される予定だということなので、こちらも楽しみに待ちたい。
(柴崎 ひろ)