ソフト名の通り、マーメード=人魚をモチーフにしたスクリーンセーバ。多彩なオプションが用意され、さまざまな雰囲気で人魚が泳ぐシーンを楽しめる。謳い文句は“ちょっぴりファンタジーでセクシー”──「アクアマーメード」は、正にその通りのスクリーンセーバだ。海底を優雅に尾びれをくねらせながら泳ぐ一体の美しい人魚。何とも気持ちよさそうで、見ている方も癒される。魚が泳ぐスクリーンセーバは数あれど、人魚を題材にしたものはそうはないだろう。
大きな特徴は、マーメードを変更できるのをはじめ、オプション設定によりさまざまなシーンを楽しめること。選択できるマーメードタイプは全部で3種類。ショートカットが印象的なマーメード1と、ロングヘアのマーメード2/マーメード3。1と2/3では尾びれの色も変わる。マーメード1/マーメード2のトップは普通の水着風だが、マーメード3ではホタテの貝殻になり、セクシー度が一段とアップ(!?)。どのマーメードも顔、ボディともに同じで、マーメードによってスリーサイズが異なるといったことは残念ながらない。そして、いずれもスタイル抜群なのはもちろん、非常に美形。芸能人でいえば、上原多香子か水野美紀あたりに近いのではないだろうか。動きは「円」(を描くように泳ぐ)、「ランダム」など3種類、背景の海底は4種類から選択できる。
そのほかにも「ゴージャス」「トラッキング」「透明化」「暗くする」といったオプションがある。ゴージャスをONにすると、トップが光る。トラッキングは、カメラがマーメードを追って移動するもので、よりダイナミックな絵を楽しめる。透明化は文字通りマーメードを透明にするもの。ちょっとあやしく、エロティックな雰囲気がほしい方は、ぜひ……。透明度はスライドバーで変更できる。暗くするでは、背景を夜の海にしてしまう。ほとんど真っ暗状態の中、光に照らされてマーメードが浮き上がり、まったく別の雰囲気を味わえるという趣向。透明化+暗くするのオプションを設定して、動きを静止などにするのは、職場ではしない方が無難だろう(と筆者は思う)。
ちょっぴりセクシーなマーメードを見ていると、その正体がジュゴンなどではなく、どこかで実在していほしいと願うばかりだ。
(練馬 ベク蔵)