色とりどりのバルーンが、デスクトップ上をゆっくりと漂うマスコットソフト。時報や壁紙チェンジャなどの機能も備える。折りしも佐賀では、アジア最大規模を誇る熱気球の祭典「インターナショナルバルーンフェスタ」が開催中だが、バルーンつながりで今回紹介するのは「D_ballon」だ。起動すると、五つの赤い風船ならぬ五つのカラフルなバルーンがデスクトップに現れる。大きさも少しずつ異なる青・赤・緑・黄色・金色(?)の風船(バルーン)が透明度を変化させながら、ふわふわふわと漂う様を見ていると、なんとも落ち着いた気分になれるから不思議だ。「消えるかな」と思った寸前で再び透明度が下がり、美しい球体の姿を見せてくれる。
ただ漂うだけではなく、透明度を変化させている点が「D_ballon」のポイントだろう。人によって見方はまったく違ってくるとは思うが、筆者には心臓の鼓動をスローモーションで再現しているようにも見え、なんとなく生命体を表現しているのではないかと感じられた。
時報など、付帯的な機能もいくつか搭載する。時報は毎時0分/毎時0分+30分/なしから選択することが可能。サイレン、ベルなどの時報音があらかじめ8種類用意されている。ユーザが好みの音を追加して使用することも可能だ。壁紙チェンジャでは、最短「10秒おき」から「自動変更しない」まで11パターンから選んで設定できる。画像形式はBMPに対応。プレビュー画面で確認しながら、手動で変更することももちろん可能だ。そのほかにも、2種類のアラームを使える「お知らせタイマー」という機能がある。
Windows XP/2000、24bitカラー以上でのみ動作する。Windows Meなどでは動作しない。
(練馬 ベク蔵)