デジタルカメラで撮影した画像などを利用できる、スライドショウ形式のスクリーンセーバ作成ソフト。ウィザード形式で画像を指定して、Windows標準のスクリーンセーバを作れる。「簡単設定ウィザード」を使うと、画像を用意したフォルダを指定するだけでスクリーンセーバを作ることができる。画像の種類は「写真/デジカメ」「CG」「その他」から選択する。画像切り替え時間の指定、BGMの追加を一連の流れで行えるので、はじめてでも悩むことはない。実際、画像やBGMのファイルを用意してから数分とかからずに、十分に使えるスクリーンセーバができあがったのには驚いた。
メイン画面では画像ファイルや音声ファイル、コントロールが一覧表示され、順番の並べ替えや細かい設定ができる。画像は個別にプレビュー表示され、個別に大きさや表示位置、表示時間といった指定を行える。画像の再圧縮についても調整可能。BGMは任意の時点で開始・停止・変更を行うことができる。
「コントロール」を用いて、パスワード入力や前の画像の消去、画像のフェードイン/フェードアウトといった効果を入れることもできる。作者によると、「絵本やアルバム風のスクリーンセーバやバンド活動の紹介といったものを作るのにおすすめ」とのことだ。
スクリーンセーバ単体のファイル(.scr)に加えて、インストーラ形式(.exe)も作成できる。インストールが簡単になるので、作る側だけでなく使う側にとっても助かる機能だ。スクリーンセーバの設定ダイアログに表示される初期値やヘルプの編集ができるので、配布を前提としたファイルも作れる。すべての設定内容はファイルで保存しておき、いつでも呼び出せる。対応する画像形式はBMP/DIB/JPEG/PCX/PNG/TIFF/FPX。BGMは再生環境に依存する。
フリーソフト版のほかに、シェアウェア版も用意されている(フリーソフト版をダウンロード後にレジストすることも可能)。レジスト後は「1枚目の画像をタイトルにする(起動直後に一度だけ表示される)機能」と「パスワード設定機能」が追加され、起動時の「試用/フリー版」という画像が表示されなくなる。
(柴崎 ひろ)