「壁紙にも鏡三」は、読み込んだ画像を万華鏡風や絨毯風の画像に加工できる壁紙作成ソフト。簡単な手順で作成できるだけでなく、8種類の変換パターンが用意されているのが特徴だ。アーカイブファイルを展開(解凍)すると、プログラムファイルが二つ用意されている。一つは「Kkgms.exe」で、もう一つは「KkgmsExe.exe」。前者で壁紙の設定・作成を行い、後者で壁紙の適用を行うという役割分担が行われている。なお、「KkgmsExe.exe」をスタートアップに登録しておけば、Windowsの起動ごとに壁紙を変更することが可能だ。
壁紙の作り方は、「Kkgms.exe」を起動し、元画像と出力ファイル名、変換方法を選択したら「了解」ボタンを押す。そのあと、「KkgmsExe.exe」をダブルクリックすれば壁紙が適用される仕組みだ。簡単な操作なので、気に入る壁紙ができるまで何度でも気軽に作成し直せる。
最大の特徴は、一つの画像から風変わりな壁紙を何種類も作成できる点。基本の変換方法として、「万華鏡風」「絨毯風」「テーブルクロス風」「タイル風」「花柄」「歪四角」「長方形」「無変換」の8種類が用意されており、どれも元画像からは想像できないような画像に変換してくれる。また、外部変換DLLが用意されており、これを利用することで、さらに変更方法を増やせる。DLLファイルのサンプルは作者ホームページからダウンロードすることができるようになっている。
オプションとして元画像内で点を入れ替えてから壁紙画像を作成する「シャッフルする」や、壁紙画像の大きさを変更できる「大きさ」、長方形や無変換のときのみ有効な「縦横比」が用意されている。
人と違った壁紙をより手軽に作成したいといった人に非常にお勧めできるソフトだ。筆者は試用の際に桜の写真や、殺風景な部屋の写真などを利用したが、どれも元画像とはかけ離れた素敵な画像に仕上がった。読者の方も、見慣れた画像がどんな風に変化するのか、ぜひダウンロードして確かめてみてほしい。
(佐藤 さくら)