スクリーンセーバの起動とともに、バックグラウンドでウイルスチェックを行えるソフト。「ウィルスチェック起動スクリーンセーバ」はソフト名の通りの、スクリーンセーバ実行時にウイルスチェックソフトを起動するソフト。コンピュータで作業が行われていないアイドル時=スクリーンセーバ起動時にウイルスチェックを行ってしまおうという、一石二鳥的な実用性を追求したスクリーンセーバだ。ウィルスチェックには別途、「Norton AntiVirus 2003」などのウイルス対策ソフトが必要となる。
実用性を追求したソフトだけに、スクリーンセーバ時の画面はいたってシンプル。ブラックバックに「ウイルスチェック待機中です」または「ウイルスチェックを起動しました」と、前回のウイルスチェック実行日時を表示するだけだ。ただし、ウイルス対策ソフトの起動条件は細かく指定できるようになっている。
起動条件として指定できるのは、
- スクリーンセーバが何回動作するごとにウイルスチェックを実行するか
- スクリーンセーバが何分動作した後にウイルスチェックを実行するか
の各項目に加え、任意に指定できる項目として、- 指定日数に一回だけウイルスチェックを実行する
- 指定範囲内時刻でスクリーンセーバが動作したときだけウイルスチェックを実行する
があり、これらの設定条件をすべて満たしたときにウイルスチェックを実行するようになっている。もちろん、最低限必要なこととしてウイルス対策ソフトの実行ファイルの場所を指定する必要がある(必要であれば自動実行オプションなども)。「手動でウイルス対策ソフトを起動しているが、『つい忘れてしまう』」といったような人にはお勧めのソフトだ。
(練馬 ベク蔵)