ソフトを開発しようと思った動機、背景
学生時代に受けた光工学の講義で、光の原である“フォトン(光子)”はらせんを描くようにクルクルと回りながら前進するということを学びました。ちょうどその頃、お手軽にライン系スクリーンセーバでも作りたいなと思っており、それを題材に制作したのが「くるくるふぉとん Version 1.0」でした。実は本ソフトの原型は、ただひたすららせんを描くだけのもので、現在のようなパラメータの設定などは一切ありませんでした。本当の意味での「くるくるふぉとん」です。あるとき、プログラム中の計算式のパラメータを興味本意に変えてみると、基とは似ても似つかない映像が。この非常に創造的な「パラメータの変更」という要素をユーザにも提供しようと思い立ち、さらに、原型よりもより高度な映像を創造できるように改造されたモノが現在の「くるくるふぉとん」です。
開発中に苦労した点
複雑な計算式中に用いられるパラメータ名を、いかようにして、抽象的かつわかりやすく設定画面中に表現するかは最後まで悩んだところです。現状でも非常にわかりづらい表現になっておりますが、何となくでも理解していただければ幸いです。
ユーザにお勧めする使い方
とにかく直感です。好き勝手に設定をいじって、偶然気に入った映像ができたなら、すかさず保存。自信の一品は、是非ともホームページなどで自慢してください。(映像は"action.ini"ファイルに保存されます)
今後のバージョンアップ予定
現在の課題は、保存機能周辺の強化、設定画面の操作性の向上、XP対応といった内容です。映像ファイルの配布を容易にすることで、創造性や遊び要素を高めていきたいと考えています。
(Y.Kumagai)