風景画のような明るい陽射しの差し込む風景が印象的なスクリーンセーバ。「春の野原スクリーンセーバー」は、遠くに見える山やお花畑、木々の隙間からのぞく暖かな陽射しを再現した、さながら「動く風景画」といった雰囲気を持つスクリーンセーバだ。スクリーンセーバを起動すると、左から右へとゆったり流れる木々と花、後に広がる花畑と山々、そしてその間を浮かんでは消える光のような花が描かれ、デスクトップに春がやって来たかのような楽しい気持ちになれる。それが「癒し系」と名付けた理由だが、それだけに、離席中に起動させておくだけではなく、仕事の合間のちょっとした休息に表示させるといった使い方もできそうだ。
このスクリーンセーバは、「スクリーンセーバーを作ろう!Lite」を使って作成されており、設定は、「スクリーンセーバーを作ろう!Lite」作品共通の項目である、舞い上がる花の数や背景選択などが行える。再生の際の解像度をDEFAULT(現在の解像度)、640×480、800×600、1,024×768の4種類から選ぶことも可能だ。ただし、筆者の環境ではDEFAULT以外の解像度では、前面画像のスクロールが速すぎた。標準設定が最良だと思われるので、よほど、変化を付けてみたいと思ったとき以外は、特にカスタマイズする必要はないだろう。
実は、スクリーンセーバ本体以外に、「画面のプロパティ」から見ることのできる、小さな「春の野原」(プレビュー画面)もお勧めだ。木や花が常に風でざわめいているような、ちょっとした「春の嵐」をのぞき見ることができる。
(佐藤 さくら)