ソフトを開発しようと思った動機、背景
スクリーンセーバを利用するのも一般的となり、多くの方がいろいろなスクリーンセーバを試されていることと思います。しかし、ほとんどの方は「1ヵ月程度使用したら次のものを探す」といった具合にスクリーンセーバを転々と変更しているのが現状ではないでしょうか?「長い期間、何年にも渡って使用できるスクリーンセーバとは何か」
「その人に合ったスクリーンセーバとは何か」
これらのことを突き詰めて考えた結果、「自分の好きな絵や写真をそのままスクリーンセーバにする」という結論に行き着きました。エフェクトを掛けながら画像を表示してゆくという仕組みだけを提供して、内容はお気に入りの画像をそのまま使ってもらおうという訳です。
開発中に苦労した点
画面の切り替えエフェクトは、「雅集 for CD-ROM」などでも使用していたものをブラッシュアップして搭載しました。また、BGMの再生に関しては姉妹品である「Random Cruise BGM Player[RANCRU-]」のものをベースにカスタマイズしています。
今回の最大の問題は、「画像の拡大・縮小機能をどういうアルゴリズムで実現するか」でした。お気に入りの画像を表示するのですから、できるだけ画質を落とさないようにする必要があります。また同時に、スクリーンセーバとして軽快に動作する為には短時間で処理する必要もありました。細かい技術的な話は割愛しますが、それらを両立する為には独自のアルゴリズムを考案するしかなく、それを実用化するのが一番苦労しました。0〜200%までの拡大・縮小は5%単位で行っていますが、「画質優先」の場合、その全パターンについて実際の画像の具合を見ながらそれぞれ微調整を行っています。
もし興味がありましたら、スクリーンセーバの画面をキャプチャして市販のペイントソフトで拡大・縮小を行った場合と比べてみてください。どの程度の画質かご理解いただけると存じます。
ユーザにお勧めする使い方
絵やCGなどの画像、デジカメで撮影したお子さんの写真や風景など、お好みに合わせて自由にご利用ください。純粋にスクリーンセーバとして利用するだけではなく、意図的に起動して画像を楽しむのもお勧めです。また、各フォルダの指定をON・OFFすることができますので、昼間ご家族と見る場合と夜おひとりで見る場合、あるいは仕事中の息抜き用という具合に表示画像を使い分けることもできます。
機能追加のご要望はお気軽に
動作テストに時間をかけているため、フリーソフトのように頻繁にバージョンアップする訳にもいきませんが、機能追加などのご要望は可能な限り反映したいと考えておりますので、是非お寄せください。もちろん、バグ(プログラムミス)と思われる症状に対しては早急に対応致します。疑わしい場合はご連絡ください。
今後の展開
8月にBGMプレイヤーの「Random Cruise BGM Player[RANCRU-]」をリリースし、11月にこの「彩花」をリリースしました。実はこれらは3部作の構想で開発しており、残る1作品は2003年半ばくらいを目安に企画を進めているところです。この流れからいって3作目の内容は……ご期待ください!!
(真・電脳工房)