水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった太陽系の惑星の公転運動をシミュレートして表示するシンプルなスクリーンセーバ。「Planet Saver」を起動すると、太陽を中心に水星、金星、地球、火星が公転(周回)している様子が映し出されており、画面左上には直径倍率、基準、時間倍率といった項目が表示されている――今回紹介する「Planet Saver」は、太陽系の9つの惑星の中から基準となる惑星をひとつ選び、それを中心とした惑星の運動を再現してくれるといったもの。
このスクリーンセーバは、設定を変えて楽しむのがお勧め。なぜなら、基準とする惑星を変えることで、公転スピードや表示される惑星に変化を与えることができるからなのだ。
惑星によって公転速度はまちまちで、最も速い水星と最も遅い冥王星の間では90,000日以上も(!)差が開いている。そのため、基準の惑星が変わるごとに違った表示を見ることが可能なのである。
なお、基準となった惑星は、1周あたり1分で周回できるよう時間倍率が自動設定されるほか、同位置に配置されるため、選択によっては見える惑星と見えない惑星がある。つまり太陽から遠い惑星を選べばすべての惑星を表示できるが、その反面、太陽に近い惑星の動きは見づらくなってしまう。逆に太陽に近い惑星を選べば公転速度の違いがわかりやすくなるが、すべての惑星は表示しきれない。
そのほか設定できるのは、表示言語(日本語/英語から選択)、直径の表示倍率(1.0〜50.0倍)、惑星軌道の表示ON/OFFの4項目。このなかでも惑星軌道の表示をONにすることをお勧めする。表示させただけで格好よさがかなり変わると筆者は感じた。
欲をいうならば、視点を選べるようになれば、SF映画やアニメばりの格好よさをより一層かもし出せるのではないだろうかと思った。
(佐藤 さくら)