Windows XPの製品パッケージには、これまでのWindowsの場合と同様、新規インストールが可能な「フルパッケージ版」と、すでに持っているWindowsをXPにアップグレードする「アップグレード版」とがある。どのOSからアップグレードするかによって販売価格が異なるので、自分の環境に合った最適な製品パッケージを選ぶようにしたい。
このときに注意したいのが、アップグレードできる環境とできない環境がある点だ。これを表にまとめたものがマイクロソフトのサイトで公開されている以前のバージョンの Windows からのアップグレードだ。
この表を見ればわかることではあるが、要点をかいつまんで説明すると、
- Windows 98(SE含む)/MeからはHome EditionとProfessionalどちらにもアップグレード可能
- Windows NT 4.0/2000からはHome Editionは不可、Professionalへはアップグレード可能
- これ以外のWindowsでは、基本的にはアップグレード不可能
ということがいえる。
特に注意したいのが、XP Home EditionからXP Professionalへはアップグレードできない点だ。これは2002年はじめには期間限定でアップグレードできるようになる予定だが、現在のところはできない。これまではWindows 95/98からWindows 2000へのアップグレードといったパスも存在したのだが、現時点では「安価なHome Editionを購入して試してみて、必要に応じてProfessionalへアップグレードする」といったことはできないので、注意したい。