2001年11月16日、Windowsの最新バージョン「Windows XP」が発売された。いまさら説明するまでもなく、Windowsはノートパソコンからサーバまで幅広い範囲に対応する汎用のOS(オペレーティングシステム)だ。
これまでWindowsシリーズは、ビジネス向けや上級ユーザ向けに信頼性や機能を高めた「Windows NT」系列と、ゲームやエンターテイメントなど、一般用途向けの「Windows 95/98」系列の二つの系列に分かれていた。それぞれの最新バージョンが2000年2月に発売されたWindows 2000と、2000年9月に発売されたWindows Meだ。つまりWindows CEなどの特殊用途向けのOSを除けば、今回のWindows XPは1年1ヵ月ぶりに登場した新バージョンのWindowsということになる。
毎度のことではあるが、今回発売されたWindows XPにもいくつかの製品種類がある。本稿では、それら製品の種類から、Windows XPの機能面での特徴、これまでのWindowsとの違い、実際に導入する際の注意点まで、幅広く触れていきたい。
(text:天野 司)