「僕を証明するのは、記憶か環境か」閉鎖された館で起きるサスペンス群像劇
「目が覚めたとき、僕たちは記憶を失っていた」
霧の魔女名義で開かれた同窓会に、六人の男女が赴いた。
同窓会の場は、かつて彼らが寝食を共にした、フランス・ストラスブール。
昔の友人たちと、過去を懐かしみながら、小旅行を行う――そのはずだった。
しかし、男たちが乗る車が何者かによって襲撃され
次に彼らが目を覚ました時、彼らは、古ぼけた洋館にいた。
「おまえは恐ろしくないのか!? この、意味のわからないっ、現状を……!」
「記憶を失っても、そういうのは残っているらしいなあ――またひとつ発見だ」
「今、僕たちが仲間割れしたって、意味がないだろ!?」
記憶を失ったという彼らの、不安定で、一触即発の雰囲気の中
閉ざされた扉が開く――。
そこに現れたのは、状況を知らない、あまりに無垢で、明るい女たちだった。
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思い出さなければいけない記憶。
思い出してはいけない記憶。
同窓会に来ないはずだった女。
集団記憶喪失が起きても、恋人の愛だけを確認する女。
真実をひた隠しにする男。
見知らぬ人間の眼差し。
この世の中に存在する、隠された事実。
それらがひとつひとつ、明らかになる度に、彼らの運命は壊れていく。
悲劇と、絶望へのカウントダウンが始まった。
総勢九名のキャラクターが織りなす、サスペンスストーリー。
「……それで、誰が霧の魔女だと言うのだね?」
ソフト名: | 霧上のエラスムス |
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動作OS: | Windows 7/Vista/XP/2000/NT |
機種: | IBM-PC PC-98 x64 |
種類: | フリーソフト |
作者: | ノベクタクル |