WHO基準の年齢対応の高血圧を判定する収縮期血圧の正常値看護数式学習
年齢と血圧の平均値より収縮期血圧の正常値を求める看護数式の学習。
1) 1歳以上20歳未満の収縮期血圧の正常値=80+2x年齢
2) 20歳以上の収縮期血圧の正常値=120+((年齢−20)÷2)
※ 新生児: mmHg。
1.その人の血圧の基準値として異常の判定に用います。
2.患者や家族の教育指導の指標とします。
WHO基準とはいえ、この看護数式による私(89歳/2007年)の正常値は154.5mmHgが求められます。しかし、普段の血圧管理にこの値を守ることは脳血管は障害を受ける確率が高くなります。
●動脈は、内膜・中膜・外膜の3層の壁からなり、伸縮性と弾力性に富み丈夫なものです。
(1)内膜は、内皮細胞と弾性線維を含む結合組織からなるものです。
(2)中膜は、平滑筋と弾性線維の層からなるものです。
(3)外膜は、疎性結合組織からなるものです。
●血管の伸展性と弾力性があるのは中膜ですが、脳の動脈の構造は中膜が薄く、外弾性板がなく外膜がほとんどありません。したがって、血圧が高いと障害を受けやすい解剖学的な構造にあるものです。高齢者がここで求めた拡張期血圧の正常値に固執しては危険です。脳梗塞予防には拡張期血圧はなるべく低い値にすることが重要となります。ともあれ、20歳未満の収縮期血圧の正常値を求めますと、若い血管の伸縮性と弾力性に富み、丈夫であるのを知りますが、高血圧WHO基準の正常値は年齢の若さに応じる低い値が求められるものです。
ソフト名: | 収縮期血圧の正常値(3V)の看護数式 |
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動作OS: | Windows Vista/XP/Me/2000/NT/98 |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | 原 系之助 |