「nobuClock」は、タイマ・ストップウォッチ・カレンダーの機能を持ち合わせた時計ソフト。コンパクトかつシンプルなのが特徴で、デスクトップに常駐するタイプのソフトながら、常に表示していても邪魔にならない。それでいて、Windows標準のタスクトレイにある時計と違い「秒」の単位まで表示されるので、正確な時間を知ることができる。きちんと時間を守ることが求められる社会人にとっては、欠かせない機能だ。起動すると、最初は「時刻」のパネルだけが表示される。時刻パネルのコンテキスト(右クリック)メニューから、必要に応じて「タイマ」「ストップウォッチ」「カレンダー」のパネルを呼び出せる。
「タイマ」はカウントダウン方式で、時間は1分刻みで最長30分までセットできる。時間に追われた作業をしていて、残り時間を正確に知りたいときなどに重宝する。「ストップウォッチ」は、スタートすると秒刻みで時間を計測してくれるもの。「タイマ」と「ストップウォッチ」では、いずれも一時停止やリセットが行える。一時停止中は数字が赤く表示されるため、止まっているかどうかがわかりやすい。
「カレンダー」も、社会人にとっては必須の機能といえる。曜日と日付を表示するだけのシンプルなカレンダーだが、万年カレンダーになっていて、いくらでも年月を進めたり遡ったりできる。特定の日付をクリックするとそこが青く表示され、カレンダーの年月を移動しても同じ日付がずっと青く表示され続ける特徴もある。例えば、毎月の25日が何曜日か知りたいときなどに便利だ。
操作はすべてマウスで行うため、(時間を入力するなどの操作で)手をキーボードに切り替える必要がない点が便利。機能はすべて、右クリックで表示されるコンテキストメニューに統一されている。用事が終わって必要のなくなったパネルは左クリックで直ちに終了させられる。
パネルデザインの変更はできないが、表示位置はデスクトップ上を自由に移動可能。ストップウォッチやタイマなどのパネルは分離させることができるので、個別に配置も決められる(一緒にまとめて移動するオプションもある)。必要のない時には目立たないように透明化することも可能だ。さりげなく便利な時計ソフトといえる。