スケジュール管理をするほどではない「細々とした作業」を忘れないようにするには、なんといっても付箋ソフトが便利だ。デスクトップに貼っておけるので目につきやすく、忘れていてもすぐに記憶を呼び覚ましてくれる。とはいっても、あまり大量に貼り付けると今度は邪魔になることもある。「透明な付箋 WtLabel」は、そうした“大量に付箋を貼りたい”人にとって便利なソフト。背景を透明にできるので、デスクトップ上にペタペタ貼り付けても邪魔にならない。ひとつの付箋には最大10ページ分のメモを登録できる上、マウスホイールの回転ですばやくページを切り替えられる(カーソルキーにも対応している)ため、書き込む内容が多くても付箋サイズを小さくとどめることができる。
プログラムを起動するとタスクトレイにアイコンが常駐する。操作はとても簡単で、基本的な操作はすべてタスクトレイから呼び出せる。「新規作成」は、その名の通り新しい付箋を作成するもの。「付箋一覧」で、すでに作成されているすべての付箋を確認したり、「デフォルト設定」で、新規に作成される付箋のデフォルト設定を変更したりすることも可能。
カスタマイズ性がとても高く、透明化の程度や方法、文字のフォントや色など、ユーザの好みに合わせて付箋デザインを自由に変更可能。もちろん、それぞれの付箋をドラッグして位置を移動したり、縁をドラッグしてサイズを変更したりできる(位置やサイズの固定も可能)。背景に画像を貼り付けて、フォトスタンドのように利用できる機能も備えている。
背景の透明化は、「完全に透明」「擬似的に透明」「不透明」のなかから選択できる。半透明設定として「常に半透明」「一時的に半透明」「半透明にしない」「マウス通過で透明化」を指定可能。特に、最後の「マウスによる透明化」は、デスクトップアイコンを多用している人に便利な機能だ。背景色や透明度を設定することもできる。
付箋の形状として「四角」や「角丸」だけでなく、「丸」型が用意されている点がユニーク。画像を貼り付けた付箋などで使用すると効果的だ。付箋の周りに枠を表示させることもできる。
そのほか、各付箋にファイルを添付したり、付箋メモの中にURLを含むときマウスクリックで該当URLにジャンプしたりする機能が用意されている。