「インフォメーション」は、単にスケジュールを管理するだけでなく、何日前からメッセージを表示するかを細かく指定できるToDo管理ソフト。その上、一般的なスケジュール管理ソフトでは「平日」と「日曜日などの休日」をまとめて日数計算することが多いが、「インフォメーション」では休日を省いて日数計算をしてくれる(休日を含む方式の計算も可能)。つまり、営業日(出勤日)ベースで計算したスケジュールが一目瞭然というわけだ。休日の指定では、「土曜日を休日扱いにする」かどうかを指定できる。祝祭日のうち休日扱いにしないものを個別に指定したり、特定日を休日として登録したりできる。
ToDoの登録方法は、「指定日」「毎週」「毎月」「毎年」の4パターンが用意されている。「毎年」では、○月×日や、○月×週目の△曜日といった形式で指定する。「毎月」では、第×週目△曜日だけでなく、第×営業日の形式で指定することも可能だ。ここまで柔軟にスケジュールを登録できるソフトはめずらしいといえる。
さらに、それぞれのToDoに対して、メインパネルに表示する期間を指定できる(×日前から×日後までの形式で指定)。休日を除いて日数を数えられるほか、「対象日が休日の場合は前後にずらす」というオプションも用意されている。
ひとつのToDoに対して、1行メモをひとつ登録できる。メモ欄では、年号を[ ]で囲むことで、その年からの経過年数を表示させる「変数」のような入力を行える。例えば、知人の誕生日を登録するときに生年を[ ]付きで記入しておけば年齢を自動的に表示できるなど、使い方によっては非常に便利だ。メモ欄には、URLやメールアドレス、ファイルやフォルダのリンクなどを登録することもできる。予定をダブルクリックするだけで、メール送信画面を表示させたり、任意のファイル/ソフトを立ち上げたりすることが可能だ。
アラームを設定すれば、指定時刻にポップアップ表示とサウンドの再生が行える。近日の予定一覧を横軸カレンダー形式で表示・印刷することも可能だ。そのほか、予定のキーワード検索、ToDoの一覧画面で目立つように文字を赤色にする、カレンダーを表示するなど、多彩な機能を備えている。