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FileVisorがより高速、多機能にバージョンアップ!!
FileVisor4
Version 4.04
Windows用高機能ファイル管理ソフトとして多くのユーザを持つ「FileVisor」の「32」版に次ぐ最新バージョン。「FileVisor32」とは別扱いのソフトとなっている。メニューバー、ツールバーの強化など、着実にパワーアップしての登場だ。
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■こんな人にお勧め!!
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多機能型ファイラの代表的存在である「FileVisor」の最新版。単なるファイル管理だけでなく、シェルとしてより高度な機能を求める人に。
●FV32からFV4へ
今回のバージョンアップはこれまで「FileVisor32」(FV32)が繰り返しアップデートされてきたのとは異なり、完全に別バージョンのソフトウェアとなる。名前・機能ともに似てはいるが、より上位の存在となったのが、今回リリースされた「FileVisor4」(FV4)だ。
「FV32」とは何がどう違うのか、そのすべてを列挙するのは無理だが、大まかにいえば「FV4」は「FV32」を一歩進め、より速く、より多機能に、より便利になったといえる。動作環境はWindows 95は同じだが、「FV32」がNT 3.51以降だったものが「FV4」ではNT 4.0以降と変わった。
●注目の変更点
短い時間内での試用では「FV32」と「FV4」のすべての違いを見つけることはかなわず、また見つけた部分だけにしてもかなりの数になる。ここでは「これは」と思った部分だけを記述しておく。
基本的なファイル管理、アーカイブ管理の機能は「FV32」をそのまま踏襲した形だが、外観やメニュー構成がかなり変わった。例えばメニューバーの変更で目立つのは、フォルダとツールメニューの構成。よくメンテナンスするシステムフォルダへのアクセスが一発でできるようになり、ブリーフケースも扱えるようになった。「送る」も使える。URLの履歴を参照してWebページを呼び出すなど、各種の機能が追加されている。
さらに、2種類のツールバーが追加になった。オブジェクトバー、およびスマートオブジェクトバーである。前者はマイコンピュータなどを大きなアイコンとして登録し、後者はIE4のショートカットバーのように、小さなアイコンを使って、アプリケーションやフォルダをすぐに開けるようにするもの。もちろん自由にカスタマイズできる。
画面上の大きな違いは、背景画像が使えるようになった点。好みの画像を「FV4」の背景に利用することができる。従来からあるツールバー、プロパティバーにしても、構成の見直しやボタンの表示方法の変更が図られ、よりスマートになった。IE4でアップデートされるエクスプローラを使っているユーザには、フォルダの戻る/進むボタンがあれば……、と思う人がいるかもしれない。とはいえ、これもないものねだり。ここまで進歩した「FileVisor」、ユーザには非常に快適な環境を提供してくれることは間違いない。
(藤田 洋史)
作者のホームページはこちら。なお、アーカイブファイルを扱う各種対応DLLは「統合アーカイバ・プロジェクト」などからダウンロードできる。
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