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スケジュール機能付きのコンパクトなカレンダー
MultiCalendar
Version 1.3.4r2
常に起動しておいても邪魔にならない、コンパクトサイズのスケジュール登録機能付きカレンダー。カレンダーウィンドウは大小2サイズに切り替えられるほか、ふだんはウィンドウを表示しておかずに必要なときだけ開くこともできる。
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■こんな人にお勧め!!
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高度なスケジュール管理機能を必要とせず、日付のチェックや簡単なメモ程度の機能があればいいという人にお勧め!!
コンパクトで邪魔にならないカレンダー
起動しても何も起こらないように思えるかもしれないが、あわてずに。[ファイル]メニューから[カレンダーを開く]を実行すれば小さなウィンドウが現れる。ウィンドウの下に並んでいる四つのボタンで、前月、来月、前年、来年のカレンダーへ移動する。またボタンを押したままにするとポップアップメニューから年や月を選ぶことができる。
カレンダー上の特定の日をクリックするとスケジュールウィンドウが現れる。右上の枠に要件を入力し、下に並ぶボタンで[追加]をクリックすれば予定の登録は終了だ。
スケジュールといっても開始時間や終了時間を指定できるわけではないが、毎週何曜日や毎月何日といったインターバルの設定は可能。また、予定日時が来たらメッセージを表示するだけでなく、アプリケーションの起動、Macをスリープモードに移行する、逆にスリープモードから復帰する、システムを終了するといった動作を行わせることができる。また、スケジュールが登録されている日はカレンダー上に枠線つきで表示され、枠線の色を選ぶこともできる。
シンプルそのものの操作
操作は全般にシンプルで明快。ただし現在時刻を設定する場合はボタンをクリックするだけで簡単に指定できるが、それ以外の日付を指定するような場面では必ずキー入力を行わなければならず、カレンダーウィンドウをクリックすればその日が指定されるというわけではない。時間の方はポップアップメニューから簡単に変更できるだけに、少々残念なところだ。
バイオリズムのチェックもOK!
基本設定では、週の開始を日曜と月曜のどちらにするかを選んだり、スケジュールの予告表示を何日前から行うか、起動時にカレンダーウィンドウを表示するかどうか、さらには休日の指定などを行える。
そのほか、利用者の名前と生年月日を登録しておいてバイオリズムを表示したり、利用者以外の情報も登録しておいて、それぞれのバイオリズムからその日の知性や感情面における相性を表示する、月齢を表示するといったこともできる。
(福住 護)
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ソフト作者からひとこと
この「MultiCalendar」を作ろうと思い立ったきっかけは、当時使っていたPowerBookで、具合のいいソフトがなかったことです。そこで、使いたい機能を全部押し込めて、なおかつメモリを極力使わないソフトウェアとしました。特に、あまりサポートされていないPowerBook特有の機能を発揮できるよう工夫しました。
私の使い方としては、占有メモリが少ないので、会社のMacで常時起動しています。そして、予定が入るとスケジュールを追加しという具合です。事前準備が必要な会議などの場合は、予告表示をさせています。
(田中 康之)
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