Windowsの起動時間やリソースの消費に影響するスタートアップエントリを管理するための専用ソフト。一時的に無効化したり、遅延時間を設定できたりなど、単なるクリーンアップソフトより一歩突っ込んだ使い方ができるところが魅力だ。検出能力もなかなか強力。サービス、レジストリ、スケジューラ、ドライバなど、エントリごとの種別がわかるし、筆者がこれまで試用してきたアプリケーションが残したエントリで「まだこんなものが残っていたのか」といったものまで発見してくれた。除去しても問題のない、無効なエントリは赤字で明示してくれるし、アプリケーションの詳細情報やほかのユーザがどのように処理(除去や遅延)しているかもわかるので、メンテナンスの参考にしたい。
詳細情報のうち、VirusTotalによる判定では、安全性評価に加え、検証に利用されたアンチウイルスプログラムの数も表示され、さらにリンクをクリックすると、VirusTotalにアクセスする。アンチウイルスプログラムの一覧とそれぞれの判定結果が掲載されており、マルウェアの被害を防ぐ上でも有益だ。
(福住 護)