軽快に動作するスクリーンキャプチャソフト。キャプチャ後には画像を自動保存できるほか、さまざまな操作から選択して実行できる。「Greenshot」は、デスクトップの様子を静止画として取り込み、保存できるスクリーンキャプチャソフト。フルスクリーン(スクリーン全体)や指定ウィンドウ、矩形範囲を取り込むことが可能。取り込んだ画像はファイルとして保存できるほか、内蔵の「イメージエディタ」を使って簡単な加工を施すこともできる。オープンソースソフトウェアで、日本語表示にも対応する。
起動後はタスクトレイに常駐。キャプチャは(1)タスクトレイメニュー、(2)ホットキー(【Print Screen】キーを含む)のいずれかから実行できる。選択できるキャプチャ範囲は、
- スクリーン全体
- (フォアグラウンドの)ウィンドウ
- 選択範囲(任意の矩形範囲)
- 前回の選択範囲
- Internet Explorerのウィンドウ(自動スクロール対応)
の5種類。ウィンドウおよびInternet Explorerのウィンドウの場合は、現在表示されているウィンドウまたはIEの一覧から対象を選択してキャプチャすることも可能だ(リストから選択してキャプチャ)。キャプチャ時には、マウスポインタを含めるかどうかを指定できるほか、カメラのシャッター音を模したサウンドを再生する/しないや、矩形領域のキャプチャ時に拡大鏡を表示させる/させないといったことを設定することも可能。さらに、ホットキーの入力から実際にキャプチャが実行されるまでの遅延時間を設定することもできる。例えばコンテキスト(右クリック)メニューなどのように、ホットキーを入力するだけで消えてしまうようなアイテムも問題なくキャプチャできる。
キャプチャ後の操作は、
- 指定フォルダに自動的に保存
- 名前を付けて保存
- クリップボードにコピー
- 印刷(プリンタに送る)
- メールで送信
- 画像共有サイトなどにアップロード
- 内蔵のイメージエディタで編集
- Windows標準の「ペイント」で編集
- Word/Excel/Outlook/PowerPointに送る
など、数多くの中から選択することが可能。処理方法をあらかじめ指定しておくこともできる。内蔵の編集機能「イメージエディタ」も強力だ。キャプチャ画像に対して、直線や矢印を描画したり、円・楕円・長方形などの図形を挿入したり、テキストを挿入したりすることが可能。画像フィルタを使って加工することもできる。Undo/Redoにも対応する。