テキストのソートを高速に行う
WSORTはテキストのソートを高速に行うために開発されました。
本来ならコンソールモードアプリケーションとして作成すべきアプリケーションですが、Win32s でも動作させるという目的のためだけに GUI アプリケーションとして作成されました。
SORT以外に、テキストの操作を簡単に行うために、二つのファイルを結合するMERGE、FGREP相当の機能を持っているGREPツールが用意されています。
32bit コードと、 Win32 で新しく用意されたファイルマッピングなどの機能の相乗効果によって快速に動作します。
ご注意
Win32s環境でプロテクトメモリに十分な空きが無い場合(具体的なテスト環境では24Mメインメモリが存在するときに、16MをSmartdrvに割り当てたとき)、EMMでGPFが発生します。これはプログラムコードのメモリ例外でキャッチする前に発生しているようですので、メインメモリには十分なメモリを割り当ててください。
また、WSORTはメインメモリが不足してくると低速書き込みモードを使用します。このため、Smartdrvに割り当てるメモリを少なくして空きメインメモリを増やした方が高速に動作します。