青空文庫形式に対応したテキストビューア。同梱の「青空コンシェルジュ」との連携で、青空文庫公開作品を快適に読むことができる。「OyaziViewer」は、横書き・縦書き、段組・見開き表示に対応した、軽快動作のテキストビューア。表示スタイルは数多くのプリセットから選択できるほか、ユーザがオリジナルのスタイルを設定して登録することも可能。カスタマイズ自由度が高い。ルビ、傍点、傍線、字下げなど、青空文庫の各種コマンドに対応する。(青空文庫公開作品の圧縮形式)ZIPファイル解凍用のDLLは不要で、インストールも不要。配布アーカイブを適当なフォルダに解凍(展開)するだけで使いはじめることができ、USBメモリなどで持ち運んで利用することもできる。
青空文庫の公開作品を閲覧するには、
- 「青空コンシェルジュ」を起動し、
- リストから閲覧したい作品のリンクをクリック
するだけでよい。起動した「OyaziViewer」で作品を閲覧できる。「青空コンシェルジュ」は“青空文庫で公開されているファイルのダウンローダ兼「OyaziViewer」のランチャ”で、青空文庫の公開作品が作家ごとに一覧表示され、選択した作品を「OyaziViewer」でダウンロード・閲覧できる。リストで選択した複数の作品をまとめてダウンロードすることも可能。ダウンロードした作品は「本棚」画面にストックされ、再閲覧も簡単に行える。作品名または作家名で作品を検索することも可能。作家は「著者」「翻訳者」「編者」などで絞り込むこともできる。リストでは、作家名、作品名のほかにも、作家ごとの公開作品数、著作権存続の有無、文字遣い種別(新字新仮名、新字旧仮名、旧字旧仮名)、公開日、(青空文庫での)作品IDを確認することが可能だ。
「OyaziViewer」では、閲覧時のスタイルを多数のプリセットから選択することが可能。ページサイズ、ページ方向(縦書き、横書き)、段組の有無、フォント、文字サイズ、青空文庫形式注記表示の有無などの組み合わせで、あらかじめ23種類のスタイルが登録されている。ユーザが作成した好みの表示設定をスタイルとして登録することも可能だ。
そのほかにも、
- 標準文字、ルビ、ページ背景などの配色設定
- キーボード操作時のキー割り当て設定
- ルーラ、Tab、トンボなどの表示の有無、ワードラップなどの有効/無効の設定
など、設定可能項目は実に豊富。機能面でも、- 正規表現も利用できるカラム位置指定検索(別途、bregonig.dllが必要)
- 文字コードの自動検出
- データを保存しておける「スクラップブック」
- しおり
- 中綴じにも対応した印刷
など、多彩な機能を搭載する。1ファイルが1ウィンドウに表示されるSDI形式(マルチウィンドウ対応)を採用。同時に最大51(通常ウィンドウ50+スクラップブックウィンドウ1)までのウィンドウを開くことができる。