ハードディスクの状態をチェックして、トラブルを未然に防ぐのに役立つ
ベンチマーク測定や健康状態、破損クラスタのチェックなど、ハードディスクに関する多くの機能を備えた定番のハードディスクユーティリティ。本ソフトを使用して定期的に状態を確認することで、ディスクの異常などに早めに気づいてトラブルを回避できることがあります。
機能が豊富なだけでなく、操作性がよく、使いやすいのもポイントです。「Benchmark」「info」「Health」「Error Scan」と四つのタブで区分けされており、目的の機能にすばやくアクセスできます。タブとは別に、ターゲットに指定したハードディスクの温度(摂氏/華氏)をリアルタイムに表示する機能も備えています。これはウィンドウ上で確認できるほか、常駐させてタスクトレイアイコンで確認することもできます。
Benchmarkタブでは、ハードディスクのベンチマーク測定により、データ転送速度の最小値・最大値・平均値のほかアクセス時間・バーストレート・CPU使用率も測定でき、データ転送速度とアクセス時間は測定終了後グラフ表示されます。このグラフにより、ハードディスクの状態を視覚的に把握することができます。
infoタブは、ハードディスクの基本スペック情報を表示します。対象のハードディスクがサポートしている機能の表示、ファームウェアバージョン、シリアルナンバー、容量、バッファサイズ、インタフェース情報などを確認できます。
Healthタブでは、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)情報をもとにハードディスクの健康状態を表示してくれます。各検査項目のステータスがOKであれば問題はありません。
Error Scanタブでは、破損クラスタのチェックを行えます。チェックの結果は細かいマス目に区切られた画面で視覚的に確認でき、問題のないクラスタは緑、破損しているクラスタは赤く塗りつぶされます。簡易的に破損クラスタをチェックするクイックスキャンも可能です。
各タブでのチェック結果は、テキスト形式でクリップボードに出力できます。またスクリーンショットをクリップボードにコピーしたり、PNG形式の画像ファイルとして保存したりすることも可能です。
なお、本ソフトは英語版のソフトで、日本語対応はされていませんが、基本的に表示されているのはPC関係の専門用語ばかりで、実用上は問題ないでしょう。有志の手で作成された日本語化ファイルを利用することもできます。
ソフト名: | HD Tune |
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動作OS: | Windows 7/Vista/XP/2000 |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | EFD Software |