CPU性能をはじめ、ハードディスクやメモリ、ビデオなどの性能の測定値から、パソコンの総合的なパフォーマンスを評価するためのベンチマークソフト。簡単にインターネットランキングに参加でき、他のマシンと性能を比較することができる。「CrystalMark」は、複数のベンチマーク測定項目から、パソコンの性能を総合的に評価できるベンチマークソフト。デュアルCPUのパソコンやオーバークロック改造されたパソコンにも対応する。
ベンチマークの測定項目はCPU(整数演算、浮動小数点演算)、ハードディスク(リード/ライト)、メモリ(リード/ライト)、ビデオ(各種GDI描画)、およびDirectDraw。測定項目が豊富なことが特徴で、例えばCPUの整数演算(ALU)、浮動小数点演算(FPR)は、いずれも3種類ずつが用意されている。どのベンチマークを実行するかは、測定前にチェックボックスをON/OFFすることで選択できる。
ハードディスクやメモリのリード/ライトテストでは、シーケンシャルおよびランダムデータの読み書きを行い、実際の使われ方に近い状態で測定が行われるよう配慮されている。
測定終了後には、結果が数値で表示される。結果は「ベンチ結果一覧」ボタンで別ウィンドウに一覧表示できるほか、測定結果のテキストデータを「コピー」ボタンでクリップボードにコピーすることがもできる。また、保存用に画面をキャプチャする機能もある。
特徴のひとつが、作者のホームページで開催されているインターネットランキングに簡単に参加できること。登録者名やマシン名などの情報を入力して、「ベンチ大会に参加」ボタンをクリックするだけで、データをアップロードし、ランキングに参加できるようになっている。ほかの参加者のデータと比較することで、自分のパソコンのウィークポイントなどがわかる。