さまざまなOS上で動作し、データを共有できるベクターグラフィックソフト
リンクアイコンを用いて手軽に画像を共有できる、ベクター(ドロー系)グラフィックソフト。マルチプラットフォーム対応で、Windows、Linux、OS XなどのOSで利用できるほか、インターネットを利用したオンライン上でも利用できます。
ベクターグラフィックソフトは、線や面を示す数式や特殊効果の描画情報など、画像データを数値や数式などで保持するため、拡大・縮小しても、ビットマップデータのように画質劣化が起こりません。そのためイラストやロゴ、図面など、線や面を用いた画像作成に適しています(「Illustrator」はベクターグラフィックソフト、「Photoshop」は点の集まりで画像を表現するラスター(ビットマップ)グラフィックソフトです)。
メイン画面は、描画エリアであるワークスペースの左側に、各種ツールを選択できる「ツールバー」および「ページとレイヤ」の選択リストが配置された構成。ワークスペースの右側には「編集パネル」が用意され、作業状態によって「カラーピッカー」が表示されたり、「フィルタ」が表示されたりします。編集パネルの上部には、グリッド線やスナップ線の表示のON/OFFを行う「グリッド/スナップ」アイコンや、ピクセル(px)やセンチメートル(cm)など、測定単位を変更する「ユニット」などのアイコンが表示されます。
四角形、角丸四角形、円、ペン、鉛筆などの描画ツールやテキストツール、さまざまな図形の描画ツール(星、矢印など28種類が登録済み)、図形等の拡大・縮小や回転など、豊富な描画機能が用意されています。
フィルタは「backgrounds(背景)」「borders(境界線)」「shadows(陰影)」「inset shadows(陰影)」「opacity(不透明度)」5種類を搭載。文字列を扱う「フォントフィルタ」も利用できます。
作成した画像は、PNG/JPEG/SVG形式で保存することが可能。PNG/JPEG形式で保存すればラスタ(ビットマップ)画像に、またSVG形式で保存すればベクター画像となり──XMLで記述されているため──ブラウザ上で表示したり、テキストエディタで編集したりできます。
ソフト名: | Vectr |
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動作OS: | Windows 10/8/7 |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | Vectr Labs Inc. |