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■パネルには矢印パネルの他にミントパネルやドラッグパネルなどいろいろな種類がある
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オレンジ色のペンギン「ピコス」(PICOS)を操り、「花」「鳥」「風」「月」の4枚のパネルをすべて集めてゴールを目指すパネルアクションゲーム。「パネルアクションゲーム」と銘打ってあるように、このゲームではパネルが非常に重要な役割を果たす。キャラの操作もパネルを使って間接的に行い、直接的に操作することは一切ない。この点が「花鳥風月」の最大の特徴といえる。
このゲームでは、盤面はさまざまパネルを敷き詰めたようになっている。中でも重要なのは矢印の付いたパネルで、これをマウスでクリックすることで矢印の向きを変え、それによって主人公キャラだけでなく、敵キャラたちの進む方向もコントロールすることができるのだ。
登場するキャラは、主人公の「ピコス」のほかグリーン、イエロー、レッドの3種類のバイ菌たち。色によって動くスピードが違うのが特徴だ。バイ菌といってもデザインは非常にかわいらしく、見ていて微笑ましくなるほど。でも、いくら見た目がかわいくてもバイ菌はバイ菌、こいつらに触れられてしまうとピコスは致命的なダメージを受けてしまう。
そうならないように、プレイヤーはパネル操作でピコスを誘導して4枚のパネルを集め、ゴールを目指す。パネルをうまく操作してバイ菌たちの動き回る方向を制御してやるとクリアが楽になる。ただし、調子に乗ってバイ菌たちを海に落としてはいけない。こいつらを海に落とすとウォーターハザードのペナルティが適用されてボーナス加点がなくなってしまうのだ。もちろんピコスを海に落としてもいけない。パネルには矢印パネルだけではなく、ミントパネルやドラッグパネル、加速・減速パネルなどさまざまな種類があり、これらを使いこなすこともステージクリアや高得点をGetするための重要なポイントとなる。
「花鳥風月」も難易度は高め。「アクション」とはいっても、敵味方ともに移動方向や速度などのすべての動きがパネルによって制御されているので、敵キャラの気まぐれな動きに結果を左右される心配がなく、純粋にパズルを楽しむことができるあたりは、ほかのアクションパズルとは異なる特徴だろう。ただし、時間制限やタイムボーナスがあるので、操作はあくまで迅速に。
全30面をクリアするには、まず盤面全体をよく見ること、そしてパネルの配置や敵キャラの動きとタイミングを計算に入れて、攻略法を見つけなくてはいけない。パネル操作のタイミングも非常に重要だ。そのほか、ゲームのリプレイデータを他のユーザと電子メールで交換して互いの腕を競ったり、追加ステージを 花鳥風月のホームページ からダウンロードしたりすることができるのもうれしい。また、ユーザ自身の手で追加ステージを作成するための「花鳥風月ステージメーカー」も公開されているので、激ムズのオリジナルステージ作りにチャレンジしてみるのもよいだろう。
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