IE 4.0で初めて登場したWeb統合シェル機能。Windows 98ではついに標準のユーザインタフェースとなったが、皆さんは使いこなせているだろうか? 普通の使い方は参考書などを見ていただくとして、ここでは、とっておきの「変わった使い方」を紹介しよう。
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画面3-1●[>>]ボタンをクリックするだけで、こんな風にファイルがブラウズできる
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まず、「マイコンピュータ」のアイコンをドラッグし、ツールバーが何もドッキングされていない画面の端まで持っていく。すると、マイコンピュータが「新規ツールバー」として、その画面の端に表示される(個人的なお勧めとしては、画面の上端か左端だが、これについてはお好みでどうぞ)。そのツールバーの中には、ドライブのアイコンが並んでいるはずだが、これを【Ctrl】を押しながらクリックしてみよう。すると、そのアイコンからメニューが表示されるはず。もちろん、ドライブの中にサブディレクトリがあれば、その内容はサブメニューとして表示されることになる。これを使えば、まるでスタートメニューを手繰っていくようにして、マイコンピュータ以下のすべてのファイルがメニューでアクセスできるようになる(画面3-1)。これは、使いようによっては、エクスプローラのツリービューなどよりもはるかに便利だろう。
シェル統合環境に、IE 5がインストールされていれば、さらに便利。というのは、IE 5から、ツールバーで表示されないアイテムに関しては[>>]ボタンが表示されるようになったためだ。このボタンをクリックするときには、【Ctrl】キーを押す必要はない。例えば、スタートボタンの隣にツールバーを配置してみるとどうだろう。[>>]ボタンをクリックするだけで、そのマシンに接続されているすべてのドライブのすべてのファイルに、メニュー風にアクセスできる。
同様の操作は、デスクトップをツールバー化したときにも使える(画面3-2)。デスクトップをツールバーにするには、タスクバーやツールバーのアイコン以外の部分を右クリックし、メニューから「ツールバー」−「デスクトップ」を選択すればよい。デスクトップの下には「ネットワークコンピュータ」のアイコンもあるわけだから、なんとネットワーク経由で別のマシンのファイルも、同じ使い方でアクセスできるわけだ。
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