現在、私たちが使っているWindowsのユーザインタフェースは、1995年の暮れ、Windows 95が登場したときに生まれた。つまり、登場してからすでに4年近くが経過しているわけだ。それからいままでの間、Internet Explorer 4.0の登場により「Web統合デスクトップ」や「Active Desktop」などの大きな機能変化があったが、基本的な操作性は継承されている。つまりWindowsの操作性は、私たちにとっては「すでに使いなれたおなじみのもの」といってよいだろう。
しかし、このおなじみのはずのWindowsのユーザインタフェースには、実は非常に多くの機能が備わっており、そのすべてを把握するのは、かなりの上級者でないと難しいだろう。使いこなしているように見えて、実はいままで知らなかった「より便利な使い方」がまだまだ隠されているかもしれないのだ。そこで今回は、そうした「あまり知られていない使い方」にスポットを当てて、そのうちのいくつかを紹介してみよう。
なお、ここで紹介する使い方は、Windows 98にInternet Explorer 5をインストールした状態で確認している。これ以外の環境──例えば、初代のWindows 95やWindows NT 4.0などでは、使えないものもあるかもしれない。しかし、こうした「ちょっと古め」のOSであっても、Internet Explorer 5をインストールすれば使えるテクニックもある。どの機能が使えるのかは、それぞれの環境で試してみるのとよいだろう。
(戸土田 淳三)
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