「オフライン 117」は、音声を読み上げるタイプの時報ソフト。タスクトレイに常駐して、時刻を読み上げ続けるので、電話代不要で時刻を確認できる。
初期設定では、NTTの時報サービスと同じ10秒間隔で時刻を知らせてくれる。信号音の周波数はA/G/Bの3種類があり、Aは放送協会(440Hz/880Hz)、Bは電話と同じ周波数(500Hz/1000Hz/2000Hz)となっている。Gは400Hz/800Hz/1600Hzとなる。
時報の間隔は117と同じ10秒単位以外にも、分単位(最長30分まで)や時間単位(最長24時間まで)で設定可能。時報と時報の間で秒を刻む音や予告音(「ポッポッポッポーン」の「ポッ」の部分、「〜をお伝えします」というアナウンス部分の有無なども指定できる。
アナウンスの内容も細かくカスタマイズ可能することが可能。時報のあとに「〜をお知らせしました」「〜になりました」というように読み上げ方そのものを変更できるほか、毎正時に月日や曜日を読み上げたり、正午を「午後0時」にするか「午後12時」にするかといったことまで設定したりできる。発信音とアナウンスの設定は独立しており、「発信音をなしにして毎正時にアナウンスだけする」といった設定も可能だ。
時報を鳴らしたくない場合は休止の設定もできる。定休日として曜日を指定したり、時間帯を登録したりしておくと、その間はソフトが常駐していても、時報が鳴らなくなる。例えば、夜から朝の時間帯だけ鳴らしたくない場合は、その時刻をあらかじめ「休止」に登録しておけばよい。
そのほかにも、ログオン時に自動で開始する(常駐する)かどうかを指定することが可能。ソフト本体に音声のボリューム調整機能はないので、音量の調整はWindowsのボリュームコントロールで行う。