「しゃべる時報とアラーム」は、時報やアラームを音声で教えてくれるソフト。時計を表示していなくても音声読み上げで通知してくれるので、邪魔にならない。
合成音声は、男声、女声、ロボット声がそれぞれ2種類とランダムの計7種類から選択することが可能。しゃべるタイミングは毎正時(×時00分)のほかに、×時間ごとや×分ごとの指定も行える。さらに「決められた時間帯のみしゃべる」「指定の時間より少し早くまたは遅くしゃべる」「しゃべる前に時報音などを加える」などのオプションも選べる。
時間をデスクトップ上でも確認したいときは「時計パネル」を表示させればよい。腕時計や掛時計、柱時計といった形状とデジタル/アナログの指定、透明度や文字の色、針の色、背景画像などをカスタマイズすることが可能。表示位置は自由に動かすことができ、さらにマウスポインタが近づくと自動的に消えるオプションもある。
時報以外には、起動時のメッセージ読み上げやアプリケーションの起動、タイマやアラーム機能などがある。タイマは、1回のみの通常型と繰り返し実行されるインターバルタイマの2種類がある。さらに、設定時間や終了時の音声メッセージなどの設定を複数登録しておくことで、切り替えて利用できる。
アラーム機能は、あらかじめ「お知らせ」「目覚まし」「時刻通知」「キッチンタイマー」の4種類が登録され、さらに最大50件分までをユーザが登録できる。各アラームとも、設定時刻や日付、曜日、音声タイプ(時報と同じ7種類)などを指定することが可能。メッセージの通知やアプリケーションの起動、アラームとタイマ機能の連携(アラーム設定時間になったら、タイマをスタートする)などを設定することも可能だ。
タイマやアラームでしゃべるメッセージは、ユーザによるカスタマイズが可能。AquesTalk音声記号列仕様というPDFファイルが付属しており、これを参考にアクセントや句切、鼻濁音などを細かく指定できる。
そのほか、
- NTPサーバを利用したシステムクロックの時刻補正
- 天気予報サイトからの情報取得
- パソコンがミュート状態のときも一時的にミュートを解除する「ミュートのときもしゃべる」
などの機能がある。