「窓枠時計」は、ウィンドウのタイトルバーに日付や時刻などの情報を表示するソフト。時計を表示するための領域が不要で、使用していて邪魔にならない。
ソフトを起動すると設定画面が現れ、タイトルバーに表示される内容をおおまかに設定できる。「基本設定」では、あらかじめ登録されている5種類のパターンから選択することが可能。旧バージョンの設定を引き継いだり、とりあえず何も設定せずに起動したりすることもできる。
「基本設定」で選べる設定項目は、
- 時計機能のみ
- CPU/メモリ使用状況表示
- 時計機能とおやつの時間表示
- 3ヵ国の世界時計
- 新年までのカウントダウン
さらに細かく設定したい場合は、タスクトレイアイコンから設定画面を開いて指定する。設定項目は、基本動作、タイトルバー、独自描画、表示項目、アラームなどのグループに分けられている。
「基本動作」は、起動時の設定画面表示やタスクトレイへの常駐といった設定項目。表示のカスタマイズは、主に「タイトルバー」「表示項目」との二つを使用する。
「窓枠時計」では、基本的にアクティブなウィンドウのタイトルバーに情報を表示するが、「タイトルバー」ではそれ以外にも、MDI形式の子ウィンドウのタイトルバーに表示させたり、指定した文字列を含むウィンドウなど、特定のウィンドウにのみ表示させたりすることも可能だ。
時刻の書式などの表示内容設定したい場合は「表示項目」を使用する。ここではウィンドウのタイトルや日付/時刻以外にも、アラームテキスト(メッセージ)、固定文字列、カウントダウン/カウントアップタイマなどを選択することが可能。さらにプラグインを追加することで、CPU使用率などのシステム情報やRSSフィードなどを表示させることもできる(システム情報取得用プラグインはアーカイブに同梱されている)。
表示項目は複数を登録することが可能。表示順を変更することもできる。タイトルに表示させる文字数の制限や日付/時刻の書式指定、サマータイムの設定、過去や未来の時間を表示できるオフセット指定なども可能だ。
アラーム機能を使用する場合は、「表示項目」のひとつとしてアラームテキストを登録し、さらに「アラーム」側で、日時やメッセージの内容を登録する。アラームの表示方法も、タイトルバーの点滅、メッセージボックスの表示、サウンド、ファイルやURLを開くなど、さまざまなバリエーションから選べる。
そのほか、
- 通常はタイトルバーの表示がないアプリケーションにも表示を可能にする「独自描画設定」
- ウィンドウに応じて表示方法を切り替えられる「ウィンドウ個別設定」
- ネットワーク上のタイムサーバを利用した時刻合わせ
などの機能がある。