前後編の2回に分けて、写真の加工や管理に役立つソフトを紹介してきた。前編で紹介した「FilterTest」は、フィルタ加工に特化した点が特徴。写真加工では基本的に「写真を加工」カテゴリーにあるフィルタだけで事足りるはず。もちろん、それ以外のフィルタにも実用的なものが多数あるので、いろいろとフィルタを重ねてみるとよいだろう。「なんちゃってHDR」は、露出の設定を失敗したときに役立つ。ダイナミックレンジが広くないコンデジで撮影した写真を美しく見せる際にも活用できそうだ。
「記念箱」は、豪華なアルバム(いわゆるスライドショウ)を作ること、それを知人に配布することに機能を絞ったソフト。凝れば凝っただけリッチなアルバムを作れるが、手間をかけなくても“それなりに見られる”アルバムになる。ソフト名の通り、“記念のアルバム”をまとめたいときには非常に有用といえる。
「PhotoStagePro」の最大の特徴は“高速”であること。画像ビューアや画像管理ソフトは、画像点数が増えれば増えるほど“重く”なりがちだが、「PhotoStagePro」ではほとんど重さを感じずに画像を見られる。これだけでも使う価値はあるといえる。複数カメラメーカーのRAWデータを扱えるので、複数メーカーのカメラを持っている方にはさらに強くお勧めしたい。