「記念箱」は、デジカメで撮影した写真などの画像データを素材にして「アルバム」を作成できるソフト。
大きな特徴は、出力されたアルバムはさまざまなパソコンで利用できること。Windows/Macの実行ファイルとして出力できるだけでなく、FlashのSWF形式で出力することも可能。CD/DVDの自動起動用ファイル(Autorun.inf)を保存するオプションもある。SWF形式であれば、Webブラウザを使うことでLinuxや他OSでも見ることができる。もちろん、パソコンに「記念箱」がインストールされていなくてもアルバムを閲覧することが可能だ。
アルバムには、スライドショウで使うJPEG形式の画像や、BGMで使うMP3形式の音楽データを組み込める。静止画以外にも、動画ファイルやWebページへのリンク、テキストなどを登録することが可能。これらの素材を用意し、「記念箱」にすべてを登録してアルバムを出力する。
最初に、基本情報としてアルバムの「タイトル」「サブタイトル」「背景画像」「BGM」を設定する。記念日カウント機能を搭載し、「設定日から何日経過したか」を自動計算してタイトルページに表示することができる。例えば、結婚式に関するアルバムであれば、写真を撮影した日を「記念日付」に設定しておくと、結婚式から何日経過したかが、アルバムを見ればすぐにわかるようになる。