「宛名の鉄人 for Excel」は、Microsoft Excel用のアドインとして提供される宛名印刷補助ソフト。Excelで住所録データを管理しているユーザは、特に便利に使える。
「宛名の鉄人 for Excel」自体はシェアウェアだが、今回紹介する「2011年賀状版」はフリーソフトとして提供されている。ただし、はがき以外の印刷は不可、2011年1月15日までの期間限定で使用可能という制限がある。
住所録のデータは、Excelのものを直接、参照することが可能。取り込める項目は、郵便番号、住所×2、会社名、部署名、役職名、宛先と、「その他」として扱える項目が7個。参照時、各項目が「列」として扱われている必要があり、どの列がどの項目に対応するのかは「宛名の鉄人 for Excel」側で変更できる。
読み込んだ住所データを変換することも可能。算用の半角数字を全角文字や漢数字に替えたり、英字やカタカナの全角/半角を相互変換したりすることも可能。番地指定でよく使われるハイフンを罫線に置き換えたり、「の」に置き換えたりもできる。特定の条件下で郵便料金が割り引かれる「カスタマバーコード」の出力にも対応する。
対応するはがきは、官製はがき、年賀はがき、官製往復はがき。それぞれ縦書きと横書きを選べる。はがきの設定を変えると、種類に合わせて印刷のプレビューイメージも変わる。
データは「ひとつの宛名が1行」として扱われる。印刷が終わった行に対して任意のマークを出力する機能があり、出力する列と出力内容を設定しておくと、印刷が終わった段階でExcelのシートにマークが付けられる。