「年賀状絵柄作成ツール」は、年賀状などのはがきの裏面をデザインすることに特化したソフトだ。ウィザードが用意され、指示に従って操作するだけでデザインが完成する。
ウィザードは、6ステップの工程からなる。手順に従って、素材となる画像の加工、文字の追加、画像の合成などを進めてゆく。
- 素材加工
- 背景作成
- 文字編集
- 白抜き
- 画像合成
- 印刷
「素材加工」には、画像にぼかしを適用する「Tinyぼかし」、文字に半透明のふちを付ける「半透明文字」、任意の文字で埋め尽くした画像を生成する「乱向文字」がある。このステップで、年賀状に使いたい素材をすべて用意しておくことになる。
「背景作成」では、画像の切り抜きや塗りつぶしを行える。ここで、はがきのサイズに合わせて背景画像を確定させる。切り抜いた画像とはがきのサイズとを一発で合わせられる機能も用意されている。位置を調整しやすいように、補助線を表示させることも可能だ。
「文字編集」は、背景画像の上に重ねて置く文字を指定する機能。文字のフォント、サイズや色を決めて、書き込みたい文字を「表示中の文字」ボックスに入力する。ここで行えるのは「文字を画像として生成する」ことで、あとのステップで「背景と文字の合成」を行う。
「白抜き」では、「文字編集」で作った画像に囲み枠やふちを付ける。ふちの大きさや色はユーザが自由に変更することができる。
最後に「画像合成」を行い、先ほど作った背景画像と文字画像とを合成する。合成した画像のファイルサイズを確認する機能もある。あとは「印刷」で、作成したデータを印刷すれば、年賀状の裏面が完成する。