情報は選別してこそ、情報としての価値を持つ。情報の洪水ともいえるインターネットを利用するには、まず情報を大量に得ておき、しっかりと選別していくことが重要といえる。RSSリーダは、そうした情報処理の第一歩にあたる「情報の大量収集」を手助けしてくれるソフトだ。いまや多くのサイトでRSSの更新通知を出しているし、blogでも自動RSS生成機能を持つものがほとんど。そうした状況の中、Webサイトを巡回する上でRSSリーダは必携のツールといえるまでになってきた。
一方で、Webサイトの制作者にとってもRSSを提供することが必須になりつつある。RSSのおかげでサイト制作者側が更新した部分をピンポイントで閲覧者に明示できるようになるのだ。これは、閲覧者とサイト制作者の双方にメリットがあるといえる。
今回の特集では選りすぐりの4本を紹介してきた。いずれも筆者が自信を持ってお勧めできるものだ。RSSの情報をリッチに活用したいなら、3ペインの一覧表示機能を持つ「Dirty News Reader」を、とにかくコンパクトにヘッドラインを見たいなら「MQRssReader3」をお勧めしたい。現在RSSを持っていないサイト制作者には「Fumy RSS & Atom Maker」でRSS提供の有用性を知っていただきたい。特定ジャンルの話題をチェックしたい場合は「祭うぉっちゃー with RSS-Checker」が役立つだろう。
もちろん、VectorにはRSSに関連するソフトが多数ある。その中からアナタだけのお気に入りRSSソフトを探してみるのもよいだろう。