一部に例外もあるのだろうが、私たち日本人は読み書きを日本語ですることが圧倒的に多いはず。パソコンでの作業も日本語によって行う。つまりパソコンで書く文書はそのほとんどが日本語であるわけだ。メールしかり、blogもまたしかりだ。
言い方を換えると、私たちはパソコンに向かっている時間のうち、かなりの時間を「日本語を書くこと」に費やしている。そう考えれば、日本語文書を書く効率が非常に重要なことがわかるだろう。アプリケーションによって生じる効率の差が、短い文書を書くには少しの時間に過ぎないとしても、それが一日、ひと月、一年と積み重なれば、膨大な時間となる。
であるなら、日本語を書く環境を大事にしたい。そこで今回の特集では、新しいバージョンが発表されたばかりのワープロソフト「一太郎」と日本語入力システム「ATOK」を紹介したい。日本語を書くために作られたこれらのソフトは、その便利さで、大げさではなく、世界が変わった感覚をもたらしてくれるだろう。
(土屋 佳彦)
※ソフトを使用する際は、あらかじめソフトのドキュメントをよく読んでからお使いください。
|
|
一太郎2009 (1) |
|
画面デザインが一新され、操作性がさらに向上 今回の新バージョンでは、まず画面デザインが一新された。「一太郎」も含まれるジャストシステムのオフィススイート「JUST Suite 2009」の統一デザインで、タイトルバーもWindows標準のものから「JUST Suite 2009」独自のものとなった。 |
一太郎2009 (2) |
|
強力な校正・添削機能や高い表現力を実現する機能 「一太郎 2009」では、高い変換精度と豊富な入力支援機能を備えた日本語入力システム「ATOK 2009」(単体でも販売されているため、別に詳しく紹介)を同梱し、正確で効率のよい文字入力環境を実現している。 |
ATOK 2009 (2) |
|
日本語だけでなく、英語も格段に入力しやすく 本バージョンで追加された新機能で、大きな目玉になっているのが「英語入力支援機能 ATOK 4E」だ。日本語だけでなく、英語も格段に入力しやすくなった。 |
|