Webサイト上で提供されている地図サービスを活用するためのソフト。北緯と東経の値を入力し、利用したい地図サービスを選択してボタンをクリックすると、Webブラウザが起動し、該当する座標の地図が表示される。
地図サービスはドロップダウンリストから選択できる。「MapionBB」「its-moGuide」「ウォッ地図」「はてなマップ」「Googleローカル」「msnマップ」「MapFanWeb」「Yahoo!地図」「@nifty」「goo地図」「livedoor地図」「ちず丸」の12サービスを利用することが可能だ。
座標の入力は北緯と東経の二度に分けて行う。座標書式の自由度が高く、“X度XX分XX秒”という形式を守っていれば認識される。単位をスラッシュやスペース、コロンなどで区切ったり、そのまま漢字で度や分と入力したりしてもかまわない。また、北緯と東経のどちらから先に入力しても問題なく認識してくれるため、すばやく入力できる。地図サービスの中には測地系が世界座標(WGS84)のものもあるので、そのようなサービスを利用する場合は「世界座標系」にチェックを入れておく必要がある。
座標の値はランドマークファイルとして登録することが可能。一度登録しておけば、以後「ランドマーク入力」タブのドロップダウンリストから簡単に選択できる。ランドマークファイルはExcelのブックなので、比較的簡単に編集できる。Excelのシートにも対応しており、場所をシートごとに分類・整理することも可能だ。動作設定では、起動時に表示される画面を座標入力とランドマーク入力のどちらにするかなどを指定できる。
使いはじめの段階で、東経/北緯のデータをどうやって入手するかという問題はあるものの、地図サービスを渡り歩いてチェックできるのは何かと便利。まずは、カーナビに記録されたデータやハンディタイプのGPSからデータを登録して、ランドマークファイルを充実させていくといい。ランドマークファイルを他の人と交換すれば、GPS機器を持っていない人でも十分に役立つ。いろいろな地図サービスを特徴に応じて使い分けられるのも、楽しみのひとつだ。