ソフト名の通り、天体の出没時刻を計算するソフト。特定の観測地における日付ごとの出没時刻の計算と、特定の日付における観測地ごとの出没時刻の計算が可能だ。計算結果は印刷出力のほか、ファイル保存もできる。
観測対象となる天体は、太陽をはじめ太陽系の各惑星とハレー彗星、エンケ彗星、百武彗星、ヘール・ボップ彗星の13天体。指定できる観測地は、北は稚内から南は那覇まで日本全国79地点と、アトランタおよびシドニーの計81地点となる。
使い方は非常に簡単。特定の観測地における出没時刻を計算する場合なら、基準となる日付を指定し、そこから何日先まで(「計算の期間」)を、何日間隔で(「計算の間隔」)計算・表示するかを指定した上で、対象となる観測地と天体をリストから選択すればよい。特定日の観測地ごとの出没時間を計算するのであれば、日付と天体を指定するだけでOKだ。基準になる日付は紀元前3000年から西暦2999年までを指定でき、指定した日付から最大10,000日間の出没時刻の計算が可能。計算結果は別ウィンドウに表示され、このウィンドウで印刷とファイル出力を実行できる。
リストの彗星と観測地は自由に編集できる。彗星に関するデータは同梱の「orbit.dat」に、観測地に関するデータは「place.dat」に記述されており、このファイルにそれぞれ必要なデータを追加すれば、次回起動時から新たなデータがリストに表示される。