以上、4本のゲームを紹介してきたが、いかがだっただろうか? 最後にもう一度、それぞれの作品の特徴をまとめてみよう。
「φ:第0話フリージンソウル前編」は、アニメや映画を見るような感覚で楽しめる作品。今回紹介した4本の作品の中では最も短い時間で終了することができるだろう。後半はシェアウェアとして近日発表される予定とのことなのでそれも楽しみな作品である。
「Divine Strategy」は、両手に持った武器でモンスターを豪快に薙ぎ払うのが爽快なアクションRPGだ。イントロや途中のドラマシーンが少し長めのきらいはあるが、迫力の戦闘シーンは魅力十分で、中だるみする感じを吹き飛ばしてくれる。特に最後の決戦は難易度も非常に高く、アクションゲーム好きの人にもプレイのし応えはあるはずだ。何度も繰り返しプレイしてクリアを目指してほしい。
「陸の明かりが見えない」は、6日間の船旅の間に適切な行動をとって、連続殺人事件の謎を解くというサスペンスタッチのアドベンチャーゲーム。期間が6日間と区切られているので1回のプレイ時間は比較的短いが、マルチエンディングタイプのゲームであり、真のエンディングに辿り着くのにはかなり苦労させられるだろう。
「Creantics」は、デザインなどは一風変わっているが、ある意味で正統的なRPGだといえる。今回紹介した中では最もプレイ時間が長くかかるだろう。といっても、トータルでのプレイ時間は長いものの、一つひとつのエピソード自体は手頃な長さであり、合間合間にちょっとした謎解きを挿入しながら次々と展開が変わってゆくという作りなので、飽きることなく最後まで楽しめることは請け合いだ。作者グループであるFooLは残念ながら、ホームページ上で一時活動休止に入ることを宣言している。