ボタンアイコンがアクティブウィンドウのタイトルバーに貼り付くランチャ。アクティブタイトルバーに表示するため、邪魔にならず操作もしやすい点が特徴だ。サブメニューを作成して、メニューを階層化することも可能。アクティブウィンドウが存在しない場合は、デスクトップの上部に貼り付く形でボタンを表示する。
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■アクティブタイトルバーに貼り付くボタン型ランチャ。階層化も可能
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Asroc=Launcherを起動すると、アクティブタイトルバー上にボタンアイコンが表示される。アイテムの登録はこのボタンへのドラッグ&ドロップで簡単に行えるほか、コンテキストメニューから表示できるダイアログなどからも行える。また、配布アーカイブに同梱されるAsrocTo.exeを\Windows\Sendtoフォルダに配置すれば、コンテキストメニューの「送る」から登録することも可能だ。
登録したアイテムはタイトルバーの右側から順に表示されるが、ボタンアイコンをドラッグするだけで表示位置は自由に変更できる。表示するボタンアイコンの大きさを18ドットまたは34ドットに固定できるほか、タイトルバーより1ドット小さくするといった指定や、256×256ドットまでの範囲で自由サイズを指定することもできる。さらに、タイトルバー上での表示位置に関しても、上端にそろえたり、上下中央の位置に置いたりと、細かな設定が行えるようになっている。
登録アイテムが増えて一度に表示しきれなくなると、左右にスクロール用のボタンが表示されるようになるが(一度に表示するアイテム数はもちろん設定可能)、さらに増えて繁雑になるような場合は、サブメニューを作成すれば、階層管理できる。サブメニューはちょうどサイコロを展開したような形でボタンアイコンが連なって表示される。サブメニューの作成もコンテキストメニューなどから簡単に行える。
タイトルバーには通常のアイテムのほかに、Asroc=Launcher自身の拡張機能をボタンとして登録しておける。拡張機能からはアイテムの追加/削除や設定ダイアログの表示などが行えるため、ランチャメニューに追加しておけばメンテナンスが容易になる。拡張機能には、音量の調節機能もある。
常時表示型のランチャながら、タイトルバーの余白部分を使うというアイデアがよい。邪魔にならず、必要なときには必要なアイテムをすぐに呼び出せる。よく使うアプリケーションやフォルダをデスクトップにショートカットとして配置すると、使いたいときにウィンドウの背面になって見えないということがあるが、Asroc=Launcherを使えば、そうしたジレンマを解消できる。
単にアイデアが優れているだけではなく、使い勝手もきちんと考えられていることにも注目したい。特に、こうしたボタン型ランチャの場合は、アイテムの登録と削除、設定変更が面倒といったことがあるが、Asroc=Launcherの場合、ドラッグ&ドロップ操作で登録でき、削除する場合もコンテキストメニューから選択するだけでOK。サブメニューを作って階層化する手順も非常に簡単だ。ちなみに、上位レベルにあるアイコンをサブフォルダに移すには、【Shift】キーを押しながらドラッグ&ドロップするだけでよい。登録済みアイコンをポイントすればチップヘルプ形式でアプリケーション名が表示されるので、アイコンがわからなくなっても(?)なんとかなる。
タイトルバーより1ドット小さく表示するなど、表示位置を細かく指定することができる点も見逃せない。こうしたきめ細かい配慮も、作者自身が数多くのランチャを使い、その経験をもとに、使い勝手を優先したユーザインタフェースの実装を行っている賜だろう。
Asroc=Launcher自体のサイズは100KBにも満たない。VBアプリケーションではないので、ランタイムも必要なく、動作は非常に軽快。リソースの消費量も少ない。その代わり、「送る」に登録するためのAsrocTo.exeが別アプリになっていて、しかも手動で登録を行わねばいけなかったりするのだが、このあたりはユーザの割り切りが必要だろう。
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