最新号の表紙に戻る この号の表紙に戻る Anfy Java Galileo PIXEF FREIGHT 'すくり〜んすてっかぁ' MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER ご意見・ご感想 メールサービス |
|
||||||||||
ランチャとしても使える、デスクトップアルバム化ソフト
'すくり〜んすてっかぁ' Version J-1.0.0
|
||||||||||
画像コレクターや恋人の写真をいっぱい飾っておきたい人などに喜ばれそうなソフトだ。
元の画像に対する表示サイズの比率を指定できるし、縁取りの太さや色も変えられるから、レイアウトも単調にならずにすむ。なかでも画像の切り抜きについては、円や角丸といった形だけでなく、GIF画像の透明部分や特定の色の部分を切り抜いたり、マスク用の画像を別に用意してその形に抜いたりと、いろいろな形を選べるのはうれしい。ステッカーの配置も8個まで登録できるので、スクリーンサイズに合わせて使い分けることもできる。 友達といっしょに撮った画像ばかりを集めたデータファイルを作って交換すれば、インターネットでプリクラ風コミュニケーションを楽しむといったこともできるだろう。もちろん、自分だけのアルバムを作って気分に合わせて切り替えてもいい。 ランチャ機能はおまけの域を越えている。ひとつの画像に複数のファイルを登録しておけるので、例えば建設現場の現状写真に対して見積り表や図面、管理管理表といった関連ファイル登録しておいて一度に開くといった使い方ができるし、URLを登録しておけば画像をクリックするだけでWWWやFTPのサイトに接続できるのも便利だ。 欲をいえば、ステッカーにメールアドレスを登録しておくとメーラを呼び出せるようになれば、デスクトップに並んだ顔写真をダブルクリックしてメールを出せて楽しいんじゃないかとも思うが、いずれにしても遊び心と実用性を兼ね備えたソフトといえる。 なお、この記事が公開されるころと前後して、Mac OS 8.5に合わせた調整や操作性の改善を図ったバージョン、1.1.0が公開される予定。
(福住 護)
作者のホームページはこちら。 |
||||||||||
ソフト作者からひとこと
このソフトを作った動機は、「画面にシールが貼れたら楽しかろう」でした。実のところ、前々からこのアイデアは持っていたのですが、どう実現したものか考え続けていました(その途中でできたのが、実は拙作“デスクトップピンナップ”です)。 もう一つは、'すくすて'のドキュメントの冒頭部にもありますが、インターネット上で収集した画像の利用方法でした。集めたはいいが、それを見るためだけに、画像データベースやグラフィックソフトを起動するのは大げさだし、単なる画像ビューアでもおもしろみがない。何より、気に入った画像はいつも表示しておきたいじゃないですか。 そこで、「じゃあシールにしてしまえ。そうすれば、いつでも表示しておけるぞ」と、悪魔がささやきました。そして、画像の取り込み手段をいくつか実装し、初期バージョンができました。“縁取り”機能は、初めにステッカー表示したときに「何か物足りないぞ」と感じた結果、付けられました。縁がないと、画面上の他のものと区別しづらいといった表向きの理由もありますが、実のところ、「縁がないとシール(ステッカー)っぽくない」という心情的な理由の方が大きかったというのは、ここだけの内緒の話です。 ランチャとしての機能は、とりあえずステッカー表示ができるようになってから付け足したものです。こちらの機能も、作業のたびに決まったフォルダを開くのは面倒だとか、かといっていつも開いておくと落ち着かないし。また、アプリと書類のペアを登録できると、ソフト開発の際の手間が減るなぁとか、どうせなら複数の書類を登録できた方がいいなとか、完全に自分の欲求のままに作りました。 そんなこんなを結実させたのが、'すくり〜んすてっかぁ'です。だから、一部の機能は、非常にニッチなニーズを具現化したものかもしれません。でも、必要としている人にとっては、便利この上ないと思います。 なんかだらだらと書いてしまいましたが、最後に今後の予定など。ランチャ部分のバージョンアップ案として、時間予約機能の実装や、フォルダを登録したステッカーをFinder上のフォルダと同様に動作させる(そのフォルダに対して、ファイルの移動やコピーを行う)とか、フォルダアクションみたいな機能を付けるとか考えています。ステッカー管理の方は、整列機能を付けたいなとか考えています。 (落合 徹)
※ この記事は、'98年10月15日に公開されました。
|
||||||||||
「'すくり〜んすてっかぁ'」は シェアレジ からシェアウェア送金できます 週刊ソフトニュース、スポットライト、PickUpに関するご意見・ご感想は…… editor@vector.co.jp まで Copyright (c) 株式会社ベクター 記事の無断転用を禁じます。 Copyright (c) Vector HOLDINGS Inc. All rights Reserved. |