最新号の表紙に戻る この号の表紙に戻る Anfy Java Galileo PIXEF FREIGHT 'すくり〜んすてっかぁ' MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER ご意見・ご感想 メールサービス |
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凝ったJavaアプレットだって手軽に作成できる!!
Anfy Java Version 1.2
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はっきりいってこれはスゴい。スゴすぎてどうやってレビューを書こうかかなり悩んだくらいスゴい。
「何をどうすればこんなことができるのか」というアプレットが30種類もある上、それらが単に画像ファイルを指定したり、文字列を入力したりという程度の作業でできてしまうのだ。ちなみに右画面は筆者の手持ち画像を加工してみた例。GIFファイルを指定し、文字列を入力、フォントサイズや色を設定しただけでこんなものができてしまう。 しかも、多くのJavaアプレットにありがちな「アプレットを初期化中」などという、待たされる重さがあまりない。効果的でありながら軽快なアプレットを作れるのだ。もちろん、これはどの程度のアプレットを作るかにもよるが、全体としてあまりサイズが大きくならないように配慮されている。 英語版であるため、パラメータを与えるにしても多少わかりにくい部分はあるが、一度やってしまえばそんなものはまったく苦にならない。作者であるFabio Ciucci氏は、非常に優れた芸術的センスと類いまれなプログラミングセンスを兼ね備えた人物らしい。こんなツールを$20で提供してくれる氏とその仲間に拍手喝采。
(藤田 洋史)
作者のホームページはこちら。また、Anfy Javaの日本語サイトはこちら。 補足情報●次バージョンであるVer.1.21では、日本語によるテキスト入力がサポートされる。これは日本オンリーのリリースで、11月に公開予定のVer.1.3の機能を先取りしたものだとのこと。 |
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ソフト作者からひとこと
はじめまして日本のみなさん、Anfy Javaの開発責任者Fabio Ciucciです。このたび、Anfy Javaを皆様にご紹介することができてとても光栄に思います。 開発のきっかけ : Anfy Javaの開発は、1995年12月にさかのぼります。当時、ゲーム産業に関わっていた私は、MS-DOSで現在のAnfy Javaアプレットのいくつかを開発しました。その後、Java言語に出合って、そのプラットフォームに依存しない特性を生かしてプログラムを移植しました。運よく、多くのJavaコミュニティの人々の目に留まり、私のアプレットは数々の賞を獲得しましたが、アプレットのパラメータの設定を簡略化するAnfy Java WizardをWindows用に開発して、より多くの方々に私のアプレットを使用していただけるようになりました。現在では、私を中心に十数人がチームを組んで、アプリケーションの開発に当たっています。 開発のビジョンと哲学 : Anfy Java開発の初期から現在まで持ち続けている信念として、芸術家であり同時にプログラマである自分の資質を生かしたいというものがあります。アーティストの多くはプログラミングに関心がなく、プログラマの多くは芸術的才能に欠ける現状では、作業を分担するという観点では優れているのかもしれませんが、Anfy Javaのように実際のプログラミング作業と芸術作品の創造過程が多くの面でオーバーラップするアプレットの場合、事態は簡単ではありません。しかし、私は運よく! 優れたアーティスト兼プログラマの仲間たちに出会うことができました! これは本当に幸運なことです。これからの新しいアプリケーションの開発や、Anfy Javaのアップグレードにも、私たちのチームの特性は生かされていくでしょう。 お勧めの使い方 : Anfy Javaは優れた画像変形アプレットです。使い方次第では、Web上で映画のようなシーンを演出することもできますし、見るものの目を惹くバナーに利用できるかもしれません。個人のギャラリーで、自分の作品をスライド上映するときにも便利でしょう。しかし、最も現実的な利用法は、ロゴのアニメーションにあるかもしれません。Webサイトを訪れる人の注目を集め、あまり邪魔にならない程度のアニメーションは、非常に! 効果的です。 最新情報 : さて、Anfy JavaはもうすぐVer.1.3が紹介されるはずです。現在はまだ開発中なのですが、どらねこ工房の片山氏の協力を得て、日本語を含むunicodeの入力が可能になります。また、今後、ますます多くのアプレットが追加されるはずです。さらに、日本語によるマニュアルの制作もスタートしています。これからのAnfy Javaの展開にご注目ください。 (Fabio Ciucci)
※ この記事は、'98年10月15日に公開されました。
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