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問題の自作もできる学習ソフト
ゆ〜いんぐ for WIN 95
Version 5.0
見 やすい画面、わかりやすいインタフェースで、正答選択、穴埋めなどの形式で英語が学べるシェアウェアの学習ソフト。中学英語以上の2,500題の問題が同梱されている。ただし、ソフト自体が英語学習に限定されているわけではないので、どの教科の学習にも応用がきく。問題の自作も簡単で、複数ユーザ間で問題作成・解答を楽しむこともできるだろう。
■こんな人にお勧め!!
このソフトはターゲットを特定するのが難しい。あえていうなら、ドリルの作成者および利用者ということになるが、ちょっと英語の復習をするにもいいかも。
1問1答式のドリルソフト
基本的にはインタラクティブな英語の問題集だ。次から次へと問題が出題され、それに対して答えていく仕掛け。問題集は一つにつき30問。アーカイブに含まれる問題は2,500問にも上る。問題は択一、穴埋めで出題される。
用意されている問題集は中1レベルから高校入試、ゼミレベルまであり、当然上にいくほど難しくなる。中1レベルなんて楽勝、とナメて掛かると間違いだらけ。中1レベルの問題でも、大学を卒業して10年以上経ち文法を忘れてしまった筆者には結構新鮮だった。意外と苦戦するのだ、これが。
正解を入力すると次に進むが、間違えると正解を表示して間違いマークを増やす。ちゃんとした正解を入れるまで次に進めない。
問題集は自分で作れる
かなりの数の英語問題集がついているが、英語以外の問題集も使える。問題集自体はテキストファイルであり、問題番号:問題:正解がセットになっていればよい(画面参照)。つまり、英語の問題だけでなく、化学でも数学でも歴史でも、「ゆ〜いんぐ」用の問題集を自分で作成することができるのだ。「ゆ〜いんぐ」内部から問題集を作成・追加することもできるし、テキストエディタで作ってもいい。
問題集一つについて30問という制限がついているが、これはかならずしも30問作らなければいけないということではない。30問以下でも別に問題はないので、少しずつ問題を付け足していくこともできる。
ただ、問題集からランダムに出題するという機能がないため、何度も同じ問題をやっていると飽きる。一つの問題集でも順番を自動で変えてくれるとまた違ってくるのだが。レジスト前は、1回の試用につき動作時間が2分間と短い。
(藤田 洋史)
ソフト作者からひとこと
英語学習ソフト「ゆ〜いんぐ」としてパソコン通信上に公開してから、もう5年以上になります。現在はWindows版で公開していますが、開発当時はMS-DOSの時代でした。DOSソフトをいかにMacintoshのようなグラフィカルな魅力に溢れたデザインにするか、ということに腐心していたことを昨日のように思い出します。DOS版のソフトもいまだに現役として頑張っていますが、いかんせん時代はWindowsですので、バージョンアップの作業の方はすっかりこちらの方に移っている次第です。
英語学習ソフトは、今では音声を入れたり、映像を入れたりといった、マルチメディアの方に移行していますが、このソフトについては紙の問題集をディスプレイ上に変えただけのものです。しかしながら、CD-ROMで供給されるマルチメディア対応のソフトを使ってみるとわかるように、しょせんコンピュータはコンピュータで、人間の代わりはできないわけです。であれば、ある特定の機能に限定されたソフトでも、その目的を理解すれば英語学習には十分なわけです。
本ソフトは先に述べたように問題集をディスプレイ上で行うだけのものですが、紙の問題集にはできない、コンピュータならではの機能を満載しています。そして何よりもデータが約3,000題と充実しているのが、セールスポイントです。データも自作が可能ですので、ぜひ英語ばかりでなく、他の分野の問題集の作成にもチャレンジしてみてください。 試用してのご感想をお待ちしております。
(杉本 光瞬)
「ゆ〜いんぐ」 の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。
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