強力な入力支援機能を搭載した、フリーの家計簿ソフト「がまぐち君 Mini」のv4。品名や店名などの入力をすばやく行える。グラフを使って、家計簿を視覚的に分析することもできる。「わが家の家計簿 がまぐち君 Mini」は、家計管理や口座管理に十分な機能を備えた、シンプルな家計簿ソフト。収入・支出・振替管理、集計、グラフの各機能を“ノートのページをめくるような感覚”で切り替えながら使うことができる。入力支援、グラフのほかにも、
- 複数家計簿の使い分け対応
- さまざまな情報を記録しておける日記
- 終了時の家計簿データの自動バックアップ
- 家計簿データのエクスポート/インポート
など、家計簿をつけるのに便利で安心な機能を数多く搭載する。バージョン「4」では、従来バージョンからデータベースエンジンを一新し、オープンソースの「Firebird 3.0」を採用。さらに旧バージョン「1」「2」「3」からのデータ移行用に「がまぐち君データコンバータ」が追加された。グラフは「v4 Mini」でも使えるようになった。フリーソフト版「Mini」は、シェアウェア版「Super」から一部機能が割愛されたもの。メイン画面は、機能ごとにパネルが用意されたタブ切り替え方式。「収入」「支出」「振替」「集計表」「グラフ」「管理」の各タブで切り替えながら利用する。例えば「支出」タブパネルでは、画面左側に費目・日付ごとの月間集計表が、また画面右側には、ユーザの選択した費目の明細表が配置され、明細書に入力したデータが直ちに月間集計表に反映される。
入力したい日付を指定した上で費目を選択し、明細表をクリックなどすると「入力支援」パネルが表示され、費目に応じた品名や店名、使用者などをマウスクリックだけですばやく入力できるようになる。品名などはあらかじめ用意されているが、必要であれば、ユーザが追加・削除することも簡単。選択肢の動作は「縦優先」「横優先」から選ぶことができ、「縦優先」で、まず品名をすべて入力してから金額を入力し、その後で店名を入力してゆくような使い方をすることも、「横優先」で1品目ごとに品名、金額、店名を入力してゆくこともできる。
さらに、例えば明細表で品名を直接入力した場合は、入力された文字に応じて、入力支援パネルの候補が絞り込み表示され、入力効率を上げてくれる。候補は、全角、半角、平仮名、カタカナの違いを無視して抽出され、漢字の読みでも抽出される。
「振替」では、資産・負債の口座管理を、また「集計表」では、月次・年時での期間発生額および累計額を確認することができる。
「がまぐち君v4 Mini」では、従来は「Super」でしか使えなかった「グラフ」機能が追加された。収入実績、支出実績、収入と支出、口座推移の各項目を月次・年時での期間発生額または累計額で表示させることが可能だ。
「管理」では、費目・口座の設定をはじめ、さまなまな設定を行うことが可能。消費税率の変更や祝日の変更などにも対応する。