「新着ソフトレビュー」では、7年前の2010年11月18日にも「窓フォト」が取り上げられているが、当時のVer.1.0.0と現在のVer.8.7.6のメイン画面を比べてみると、「キャプチャ」メニューの項目数が大幅に増え、「クラウド」メニューが追加されていることがわかる。7年間での“ソフトの成長ぶり”が一目瞭然だ。「ウィンドウ内に表示された範囲をキャプチャする」ことが「窓フォト」の最大の特徴だが、連続キャプチャ+GIFアニメーションの作成機能もなかなかに便利だ。デスクトップ上の簡単な操作を説明するなら、この二つの機能を使ってGIFアニメを作れば、わかりやすいこと、この上ない。ちなみに連続キャプチャできる枚数は、Ver.1.0.0の最大9,999枚からVer.8.7.6では最大100万枚までに増えている。
キーカスタマイズはできないようだが、ほとんどのキャプチャ操作・設定にはショートカットキーが割り当てられ、キーボードで快適に操作することも可能。ウィンドウの移動とサイズ変更もキーボードを使って行うことができ、移動の場合は【Alt】キー+カーソルキー、サイズ変更は【Ctrl】キー+カーソルキーで、1pixel単位で微調整することができる。
不要なときはタスクトレイに格納しておき、必要なときにだけ呼び出して使えるのもよい。
初回起動時には、自動的に「チュートリアル」画面が表示され、キャプチャ範囲の選択方法や、選択・実行できるキャプチャモード、「窓フォトコントローラ」や「ピン」などについて、順を追って学ぶことができる。ユーザにやさしい、実に丁寧な作りのソフトだ。
(由利 知里)