アーカイブ(書庫)内のファイルも展開することなく閲覧できる多機能画像ビューア。レート/タグでフィルタリングしたり、検索機能を使ったりして、目的のファイルをすばやく探すことができる。「ZipPla」は、サムネイル表示機能付きの見開き型画像ビューアをベースに、
- ファイル/フォルダへのレート/タグ設定
- AND/OR/NOTおよび正規表現に対応した検索
- 表示設定が連動する、色分け対応のブックマーク
- 分散したファイルを同一フォルダに保存されているかのように扱える「仮想フォルダ」
- 複数のフォルダをひとつのフォルダのように扱える「スマートフォルダ」
などの機能を追加し、快適なファイル管理を実現した“画像ビューア+ファイル管理ソフト”。画像、テキスト、音声ファイル内のカバー画像、動画ファイル内のフレーム画像をサムネイルで閲覧できるほか、アーカイブファイルやPDF文書に含まれる画像を展開したり、開いたりすることなく閲覧することも可能。複数を登録できる外部プログラムを呼び出して、表示・再生させることもできる。メイン画面は、左側にブックマーク、右側にサムネイルおよび(ファイル)詳細の各エリアが配置された3ペイン構成。サムネイルと詳細のレイアウトは好みで変更できる。サムネイルの表示サイズなども変更することが可能だ。
任意のフォルダを開くと、当該フォルダ内の画像ファイル、アーカイブ・PDF・音声・動画ファイルに含まれる画像、およびテキストファイルがサムネイル形式で一覧表示される。それぞれのファイルに対して★の数でレートを設定したり、タグ付けを行ったりすることが可能。さまざまな条件でファイルを検索することができる。
フォルダの移動は、エクスプローラのアドレスバー風の「スマートロケーションバー」ですばやく行うことができる。さらに一度アクセスしたフォルダは履歴として記録され、ドロップダウンリストから選択できるようになる。
音声ファイルでは、メタデータとして画像データが含まれる場合、サムネイル表示される。動画ファイルは、代表的なフレームがサムネイル表示される(動画のサムネイル表示にはFFmpegが必要)。動画ファイル内のフレーム(一部抜粋)を一覧表示する機能も備える。
画像ファイルおよびアーカイブ/PDFファイル内の画像をクリックすると、見開き表示対応の内蔵ビューアで当該画像が表示される。前後のファイルへの移動は、画面左(または右)半分のクリックやマウスホイールの回転、マウスジェスチャなどで行うことが可能。好みで左右の綴じ方向を変えたり、拡大鏡表示にしたり、フルスクリーン表示にしたりもできる。スライドショウにも対応する。内蔵ビューアでもレート/タグ設定を行える。
詳細エリアの表示項目は、アイコン、ファイル名、レート、更新日時、ファイルサイズ(初期状態)だが、作成日時、解像度、FPSなど、さまざまな項目を追加(または割愛)することが可能。もちろん選択項目で並べ替えることができる。