アーカイブ(書庫)ファイルやPDF文書に含まれる静止画像を閲覧するためのビューア。マウス/キーボード操作で、本のページをめくるように画像を閲覧できる。「ZipPla」は、アーカイブファイルやPDF文書内の画像を表示するソフト。アーカイブやPDFの内容を閲覧できるビューアのほかに、選択したフォルダ内のサムネイルが表示されるウィンドウがあり、ひとつのプログラムでファイルの検索と閲覧とをスムーズに使い分けることができる。ZIP/RAR/7z/TARの各アーカイブ形式ファイルおよびPDF文書、サブフォルダ内に含まれる静止画像(BMP/GIF/JPEG/PNG)の表示に対応する。“アーカイブファイルやPDFなどとして保存された書籍データを検索・閲覧すること”を目的に開発された。
アーカイブまたはPDFファイルを開くと、その中の最初の画像が表示され、画面上のクリックにより、ページをめくるように画像を切り替えることができる。画面下部にはページ数に応じたスライドバーが用意され、ドラッグで目的のページに直接、移動することが可能。メニューやマウスボタン、ホイール操作などで移動することもできる。
画像の表示サイズはウィンドウの大きさに応じて自動的に調節される。フルスクリーンモードに切り替えることもできる。画像の一部を拡大表示するツール(拡大鏡)も備える。
PDF文書ではページの見開き表示に対応する。ページレイアウトに応じて右綴じまたは左綴じを選択することが可能だ。
ユーザがフォルダを選択した場合は、画像やアーカイブ、PDF文書のサムネイル一覧ウィンドウが表示され、クリックで文書を開くことができる。さらに詳細設定オプションで「サブフォルダの扱い」を「圧縮ファイルと同様に扱う」に設定すれば、サブフォルダ内の画像もサムネイルとして表示される。サムネイルの表示サイズは五段階から選択できるようになっている。
サムネイルは、アーカイブまたはPDF内の「何枚目の画像のどの部分を使用するか」を任意に設定することが可能。設定はビューアで行い、ただちにサムネイルウィンドウに反映される。
サムネイルウィンドウに表示されたフォルダは履歴に記録され、ドロップダウンリストから選択できるようになる。フィルタ機能を備え、文字列が一致するファイルだけを抽出表示することができる。さらに検索文字列を空白文字で区切れば、AND検索を行うことも可能。正規表現にも対応する。
詳細オプションではサブフォルダの扱いのほかにも、デフォルトの綴じ方や外部ビューアを指定することができる。